『玉と石の神話44』
琥珀の言い様に、金剛は苦笑を浮かべて目を伏せた。
「そうだな。私では燃やし尽くされるか、逆にトパーズを傷付け壊してしまうか、そのどちらかになってしまう」
「金剛…」
僅かな沈黙の後、金剛は意を決した。
「本当に無理はしてくれるなよ」
琥珀は黙祷を以て答えた。
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