『玉と石の神話29』
誰もが初めて見る不思議な美しさを持った御子達だった。
光が透けるような、乳白色と象牙の中間の肌。まるで、自ら光を放っているように見える。
二人は泣くでなく、言葉を発するでもなく、目の前に立った者たちをじっと見つめたが、本当に見えているのかさえ怪しい瞳だった。
ひとつぶやき新話de神話_玉と石の神話

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