劇団の海外公演の座組や予算、スケジュールなどの決定に向かって走っている。今日はゲスト出演の俳優の方とオンライン打合せ。

「私はこういうタイプなのでどうかよろしく」とお互いに伝え合う話が打合せ時間の7割だった。

一緒にひとつの作品に向き合うとき、それは愉楽ではあるのだが、それと同じくらい苦しく身を挺することだとわかっているからこその、手の内の明かし方だった。

打合せが終わったあと、どっと疲れた。私には、あらゆることが、できるだろうか?

倒れたまま、マネージャーとリーダーについてのビジネス書をダラダラと読んでいたら、「リーダーの対義語は悲観主義者である」と書いてあって、まぁ胡散臭い、と斜に構えながらも、まあ、たしかに、悲観についていきたいとは思えないよな、と思い直して、少しだけ前向きになった。

正しいこともなき世の中。狙い通りにゆかぬ世の中。どうあってもそうならば、明るくドーンと構えていよう。

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