見出し画像

産まないと決めても身体の生理サイクルは続く

当たり前なことだが、子どもはもう産まないと決めても、女性としての身体(生理)のサイクルは続いている。

私の身体は昔から規則正しく、今は30~31日周期できっちり生理が来る。さすがにもう基礎体温は付けていないけど、今も生理日はスマホのアプリに記録するようにしている。

生理はあまり重たい方ではないけど、一日目は痛みがそれなりにあって市販の鎮痛剤に頼っている。平日だと正直働くのは辛いけど、別に今に始まったことではないし、気合を入れて乗り切っている。(ちなみにアラサーの頃は生理周期が35日で、ほぼ土日にしか生理が来なかった。不思議だなと思っていたが、心と身体は思ったより繋がっているのかもしれない)

生理が終わってから一週間ぐらいすると排卵日が来る。基礎体温を測っていると体温の上昇でわかるものだけど、測らなくなった今も「おりもの」の量が変わるからわかる。ウザいぐらいに毎月ちゃんとわかる。

おりものが増え始めると、言いにくいなと思いながら夫を誘ったり、誘っても勃たなかったり、そうなるのが嫌でだんだん躊躇して誘えなくなったり。そういうことをしていた過去を思い出しながら、もう必要ないのに、私の身体は今月もまた排卵しているのかと思う。

夫にとってはもう過ぎた過去でたまにしか思い出さない事なのかもしれないけど、私は毎月、思い出す。あのときの悲しい気持ちを。

生理日を記録しているアプリはパートナーとシェアできる機能が付いている。夫のログインは2020年が最後だ。4年も前から、彼はもう私のサイクルや子どもができやすいタイミングなんてどうでも良かったのか。それとも、私相手に反応しない現実と向き合いたくなかったのか。

このブログを書きながら、私は今も毎月複雑な気持ちで自分の身体のサイクルを眺めているけど、何年か経ってこのサイクルが終わるとき、今度は何を感じるのだろうと思う。

その時になっても、私は夫の隣で笑えているんだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?