【エッセイ】牛丼屋での出来事

貴方は牛丼屋チェーンでどこが好きですか？

僕は全部好きですが、最近は松屋ばかりだ。カルビとか最高だ。
まあ、肉が好きなら牛丼屋はオアシスだ。

しかし、そんなオアシスにて、ある事件があったんだ。

あれは10年前。
まだ近畿の方に住んでいた頃。

ある牛丼チェーンのうな丼にハマっていた。

うなぎは食べられる時期が限られる。積極的に通っていた。

ある仕事終わり。
僕は某チェーンに向かった。

昼時。場所が場所だけに昼時でも客の入りは8割というところ。
店員の誘導のままにカウンターに着席した。

当時はまだタブレットなんか設置されてないから、店員を呼ぶボタンを押した。

しかし、待てど暮せどこない。電光掲示板は反応しているので、店員が気づかないのか。僕を客として認識してないのか。水も出てこなかったからその可能性もある。

しかし、そもそもそんな大型の店舗ではない。気づいてはいるはずだ。

最初はまあ忙しいんだろうなと。そう思っていたんだ。
しかし、5分10分経っても来やしない。ボタンなんか何回押したかわからん。勿論過剰に連打したりはしてないけど。

頭にきて、あえて声はかけなかった。当たり前だ。10分以上も座っている男がいるんだから、飯を食わなければただの不審者だわ。気づかないほうがどうかしている。

ついに30分経っても店員は一切声もかけなかった。
流石に頭にきて、そのまま出てきた。

最悪の気分だった。

今思うと声かければよかった思うのだが、ボタンは押したし、そもそも水もいただけなく。平静ではいられなかった。

僕は余り飲食店で怒ったりはしない。だって、せっかくの飯が不味くなるよ。

もうこういう出来事には遭遇したくないものだ。