【感想】初めて見たイキウメ作品「聖地X」で興奮して眠れなかった話

 どうも。ゆうなです。

 Twitterの別垢のフォロワーさんが、大好きな作品とおっしゃっていて、気になったので見てみました。

 YouTubeで見られます。
 めっちゃ面白いです。

 ということで、感想レッツゴー。


【1】あらすじなどなど

■未知数のX。未知なる聖地。奇妙な力が宿る土地。
この世に起こる不思議な出来事は、人の怖れを鏡のように写したもの。たぶんそれは地球のしわざ。
そこが神聖な場所となるか、悪夢の舞台となるかは、訪れる人の想像力次第。
ドッペルゲンガーの出現から、土地の秘密に迫っていく、SF推理喜劇。
(2010年初演「プランクトンの踊り場」改題)
■東京から特急で一時間ほどの距離にある田舎町、金輪町。
東 要(あずま かなめ)は夫に嫌気がさし、金輪町の実家に戻って一ヶ月が経つ。
離婚しか考えてなかった要だが、夫の滋(しげる)が一向に会いにこないことに腹を立てていた。
ある日、要は町で滋の後ろ姿を見かけ、後を追う。
そこで再会したのは、荷物も携帯も持たず、自分の住所さえも知らない滋だった。
滋は自分の足取りを調べる内に、東京にも自分自身が存在していることを知る。
要の兄、輝夫(てるお)は、このドッペルゲンガー事件を調べ始めると、この町には過去に同じような事件があったことが分かってくる。
それはある特定の場所で起きていた。

 こちらの作品、土地に注目しているというのが面白いですよね。
 その場所でしか起りえないこと。
 田舎出身なんですが、そういう場所、確かにあったなって思います。
 地元の場合は、小学校の外階段でしたね。すごい限定的ですけど。
 一番上の踊り場を囲う塀の上に物をのせて、背を向ける。そしてもう一度振り返ってそこを見ると、何もなくなっている。
 周りを見回してもどこにもない。下を見ても落ちているわけではない。
 忽然と、姿を消すんです。
 実際に、塀の上にのせたどんぐりが消えました。
 この話、親も知ってたので、結構昔からあるのかもしれません。親は体育帽子が消えたそうです。
 塀の上で何かあったのか。
 はたまた誰かのいたずらか。
 真相は闇の中です。

 まあ、そんな話は置いといて。
 この作品、SFなんですけど、コメディ要素も多くて、見ながら思わず笑ってしまう場面も多いです。
 そのバランスがちょうどいい。
 ほどよくSF、ほどよく推理、ほどよくコメディ。
 …まあ、SFシーンでも推理シーンでも、めっちゃ笑わせにくるので、油断は禁物ですが。


【2】登場キャラクターについて

 一番好きなのは、山田輝夫。安井順平さんが演じてらっしゃるキャラクターです。
 言ってしまえば、元凶はこの人です。アイデアを出すのはいいのですが、どれもぶっ飛んでいます。で、周りを巻き込んでいく。
 めっちゃ腹立ちます。

 でも、憎めないんです。
 なんで? そんなキャラなのに…と思うかもしれません。
 でも、妹愛に溢れてる。妹のことを、すごく大切に思ってるんです。
 兄妹の、とあるシーンがあるのですが、そこのやり取りがもう妹愛に溢れています。そこが一番お兄ちゃんらしいシーンですね。
 お兄ちゃん全開の輝夫に惚れてください。

(余談なのですが、安井順平さんのことは、別の作品「カジャラ」で拝見していて、コメディとの相性がとてもいい方だなと思っていました。そして今回、こちらの作品に出てらっしゃるということで調べてみたんですけど、お笑いコンビを組んでいらしたんですね…勉強不足で申し訳ないです…そりゃあ、相性がいいわけだ…)


【3】セットの使い方が面白い

 これは見ていてすごいなと思ったんですが、セットの使い方が面白い。
 角を利用して場所を分けたり、セットを利用したドッペルゲンガー出現シーンの演出だったり。
 見ていてわくわくします。
 次はどこから出てくるのか。
 予想しながら見るのも面白いかもしれません。


【まとめ】

 と、今回はこんな感じです。

 すごく印象に残るというか、心に残る物語になっています。

 気になった方は、ぜひ見てみてください。
 とても不思議なお話になっています。

 ということで、今回は簡潔に、シンプルに終わりにしたいと思います。

 では、また次の記事でお会いしましょう。
 ばいばい。

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