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Mリーグ23-24シーズンを振り返り①

【今シーズンの私は、ひと味違うところを観ていてください!】

※こちらのnote企画は、セガサミーフェニックス契約満了になるとは思っていなかった頃に始めた企画です。趣旨は少し変わってしまいますが、【いつかMリーガーに戻れる日に今より強い私で帰ってこれるように】という思いで作っていきます。
当時の想いを綴っているため、契約満了との齟齬がありますが、そのまま記載していこうと思います。良ければ是非見てください。

インタビュー映像


初戦時のインタビューで宣言した通り、今期は自分の麻雀スタイルを大きく変えて臨んだシーズンでした。
具体的にどのように変えたのか、それは、『手数を増やし、参加率を上げる』ことです。
平たく説明すると『よりたくさん勝負の舞台に立つ』といったイメージです。
よりたくさん勝負の舞台に立つということは、 めくり合いをすることだったり・・・後手を踏んでも 読みを駆使してギリギリまで牌を通すことだったり・・・時には何も考えずに突っ込む局面もあると思います。

つまり、より多くの場面でリスクを負うということになり、放銃率もこれまでよりもやや上がると思 います。
ですが、『虎穴に入らずんば虎児を得ず』、その分これまでよりあがりを得る機会を増やす ことができ ます。
ですので今期は、試合を観てくださっていたみなさんにとって、後手を踏んでも押すなぁ、とハラ ハラドキドキするシーンが多か ったかも知れません。
そして今期の成績は、26試合出場し、個人スコア△13.4ポイント。 プラスポイントには届きませんでしたが、23-24シーズンに向けて調整してきたことはそれなりに挑戦出来たと思っています。

辺六筒さんからお借りしたデータでは、

和了率18.63%(リーグ28位)
放銃率11.49%(リーグ22位)
副露率25.16%(リーグ13位)

と、目指していた数値とは程遠い数値になってしまいましたが。トホホ。


そして、急に大きくスタイルを変えようとしたことにより、バランスがやや崩れてしまっているように 感じた部分もありました。
また、シーズン中~後半は準備してきた序盤に比べるとこれまでのスタイルに寄りになっていたよ うな気もします。 今回のnoteにまとめるシリーズでは、鉄強オーナーとの局面の振り返りや、ご提供いただいた数値 データをもとにしたより具体的な反省と、セガサミーフェニックスチームとしての反省もまとめたいと思います。

note を書くに至った経緯

これまでの私

そもそもなぜ23-24シーズンでは、自分の麻雀スタイルを変えようと思ったのか、ということをお 話します。

昨シーズンまでの私は、手数よりもメンゼン高打点を重視する、いわゆる『大きく打つ』スタイルでした 。
ですが、ここ数年は勝負の舞台に立つことすらさせてもらえないままポイントを失っていくという展開が続きました。
なぜ、こういった展開になりやすいのか、主に2つの理由があると考えました。

1つ目。大きく打つスタイルは、結果が上にも下にもブレやすいことです。 MVPを取れた年もあれば、個人成績最下位になってしまった年もあるというのは、手牌にある程度 恵まれれば上振れし、手牌が弱めだと下振れしやすい打ち方になると感じています。

2つ目。Mリーグのトレンドに合っていないと感じることです。
Mリーグには、年々、鳴きを駆使して手数を増やして闘う選手が増えています。
麻雀では、自らのスタイルが卓上で少数派になると、勝つことが一層難しくなってしまうという傾向 が あります 。

以上2つの理由から、比較的ブレを小さく抑えることができ、トレンドにも合致している、今シーズンの打ち方に変えることを決意して迎えました。



これからの私

試行錯誤しながら闘ってきた6年間。 23-24シーズンを含む通算成績は、156試合出場し、個人スコアは△277.4ポイント。 先程記述したとおり、麻雀には、運・確率といった要素が絡んでくる以上、上ブレ・下ブレがあります。 ですが、私にとって、156半荘打ってこの成績は、決して「下ブレだ」などと言い訳できるものではありません 。
というのも私は、「これが100点満点だ!」という自分の打法を見出しているわけでもありませんし、自分自身の最大限が尽くせたかと言えば、ミスをしてしまった局もあります。
これだけマイナスしてしまうのも不思議なことではないと感じているからです。
とはいえ、これは翻せば、私にはまだまだ成長できる部分があって、伸びしろがたくさんあるという ことにもなります。 それならば、「100点満点の自分を求めて成長する」、そのための努力をすればいいのです。

振り返りをnoteにして発信しようと思った理由

次のシーズンは(契約更改がまだなので100%選手が出来るかどうかはわかりませんが)、100点 満点と言い切れる自分で迎えたい。
自分が理想とする、押し引きや手組のバランスが完璧な麻雀を打ち切りたい。
私はまだまだ強くなれるし、強くならなくてはいけない。
そのために、オフシーズン中に23-24シーズン全局を徹底的に振り返り、次のシーズンに繋げていこ うと考えました。
これに協力してくださることになったのが、東京都中野にある『麻雀ラブリースマイル』のオーナー 岡部さんです。 岡部さんは、私が心から信頼している打ち手(赤あり麻雀なら私より強いとすら感じています。簡単に 実績を言えば20,000半荘の成績をつけており、平均順位2.21です)なので、この試みを達成した暁には、必ずや成長した 自分がいると確信しています。 そして同時に、せっかくなら岡部さんとのやりとりを、私ひとりだけでなくみなさんとシェアし、みなさんと一緒に麻雀に対する意識や力を向上させていくことができたら、もっと励みになるのではないか?と考えました。
そこで、X上でライターさんを募集し、noteという形での発信をすることに決めました。 ライター募集の経緯に関しては、↓の記事をご覧ください。

https://note.com/yuumi1102/n/nb951420cb14c

note を執筆するメンバー

そうして集まったのが、↓の3人です。

魚谷「セガサミーフェニックスの魚谷です!」
岡部「 麻雀ラブリースマイル オーナーの岡部です!」
たこらぼ「 たこらぼです、この度はご採用くださりありがとうございます! 」

魚谷「オーナーのプロフィールとして、過去の平均着順とか生涯半荘数を載せたら信憑性が上がると思うのですが、どうでしょうか?」
岡部「そうですね、お店での成績ですと2万半荘で平均着順2.21くらいになります生涯半荘数だと10万半荘を超えてるのが頭おかしいと我ながら思いました(苦笑) 」
魚谷「すごいですw 」
たこらぼ「ものすごい数字です(驚愕) 」

これからこの3人で、私のMリーグ23-24シーズン26試合のふり返りを発信していきます。 一緒にスキルアップしていきましょう!よろしくお願いします!
※こちらのnoteに頂いた売り上げはサポートも含めて三人で分配させて頂きます。

おかべけいすけ
2007年6月2日に中野麻雀ラブリースマイルを開店。 2015年9月1日にリューアルオープン。 麻雀教室や勉強会を指導し、ノーレートフリーや健康麻雀を開催 して地域貢献を目指している。 魚谷さんの麻雀への向き合い方を尊敬していて、仕事上も10年以上お世話になっているので、今回少しでも恩返しが出来ればという思い。 麻雀歴は中学1年生からかなりの年月となっている。 麻雀では独自のメンチン理論を15年ほど前に完成させて以来、赤 あり麻雀の新たな分野への研究を追求している。 東京理科大学理学部卒業
http://lovely-smile.jp/(←麻雀ラブリースマイルHPのURLです) @lovesmarjong(←麻雀ラブリースマイルのXです)

たこらぼ
2015年より、愛知県の『健康麻雀教室いかさぽ』の教材やテキスト・ 麻雀グッズの製作、2022年よりインハウスデザイナーとして新聞折込 チラシ・イベントフライヤー等の製作もしている。 また、自身もメイン講師として、月300名余りの受講生の方に 麻雀の楽しさをお伝えしてきた経歴も。 現在は、アシスタント講師として各所の教室に赴き麻雀の普及 活動に携わるとともに、現場での経験をもとに、より麻雀のルー ルや楽しさが伝わりやすい教材・テキストの製作をしている。 これまで製作してきた教材数は、約550本。 普段はネット麻雀『天鳳』で麻雀を打っている。

鉄強オーナーとふり返り実録

note の冒頭では、実際のふり返りの一部をそのまま載せ、どのような雰囲気でふり返りを しているのかも紹介したいと思っています。 今回ふり返りの実録としてピックアップするのは、

2023 年9月19日(火) 第2回戦より


東2局2本場
対局者は、
東家 セガサミーフェニックス  魚谷 侑未
南家 KADOKAWAサクラナイツ  堀 慎吾
西家 U-NEXT Pirates       小林 剛
北家 赤坂ドリブンズ      渡辺 太 です。

配牌

魚谷「この局は、配牌としては「そんなに良い手牌ではないな」って感じです」

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