PCを買うための出力端子知識 ②映像出力
先日、大学生向けのPC案内の記事を書いたのですが、PCを買ううえで混乱してくる点の一つが外部出力だと思います。そこで、外部出力端子について何回かに分けて解説したいと思います。 なお、今回の記事は大学生だけでなく、PCを買う人全体に向けたものです。
今回は映像出力です。プレゼンの時にプロジェクターに投影したり、外部ディスプレイをつないで作業効率を向上させたり、プライベートでも推しのオンラインライブの映像をテレビの大画面で見たり…といろいろな用途があります。このnoteでは見た目に分かりやすい端子のコネクタ形状で分けたいと思います。前回のUSBよりは大分わかりやすいと思います。
1. HDMI
ノートPCについていることが最も多い映像出力端子がHDMIです。
テレビやゲーム機などにもついています。
画像は https://josys-memo.com/hdmi-pc-eizou/ より
上の写真の左のようなやつです。写真に写っているタイプAが主流ですが、一部のPCではより小型なMini HDMI端子やMicroHDMI端子が採用されていることがあります。
2. USB type-C
前回の記事(下リンク)でも紹介したUSB type-cによる映像出力です。
USB type-cでの映像入力に対応しているディスプレイもありますが、ある程度高級な機種が中心となっているので変換プラグやハブ(下の写真)でHDMIやDisplay Port端子に変換する手段を用意する必要があります。(少なくとも私の家や大学にはtype-C接続に対応したディスプレイはほとんど存在しません)
画像は https://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=AD-ALCHDR01
https://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=USB-3TCH14S2
より引用
3. Display Port
HDMIと同じく、映像と音声を出力するための端子です。ノートPCでは
HDMIよりもシェアは低いですが一定数採用されています。デスクトップPCのグラフィックボードではHDMIより端子数が多いことが多いので廉価グレードのディスプレイ以外であれば接続端子があります。HDMIやD-SUBなどへの変換も可能です。私は自分で使ったことがないのでよくわからないです。HDMIとの詳しい違いは下のリンクを見てください。
4. D-SUB
VGAやアナログRGBなどと書かれることもあります。
この写真の右の端子がD-SUB(VGA端子)です。
比較的厚みのある端子であることや、音声の入出力が不可能であるという欠点がありますが、古い映像機器ではHDMIなどに対応していない場合があることから、ビジネス向けPCを中心に採用が続けられています。HDMIやUSB type-cから変換する変換プラグも販売されているので、ついていない機種を買っても問題ありません。
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