青春プチロマン小説「女が日本一周するとき」第19話 作/奈良あひる


浅田はキスをしながら加恵に服を来るように促す。
もう一度脱がしたいからだ。

しかし、途中で我慢できなくなくなり加恵をベッドに寝かせた。
ブラを上にずらし、胸にキスをする。浅田の経験がうわまわり、加恵を操るといったものではなかった。夢中だった。それが加恵には感動のようなものを与えた。慣れた相手との情事とはちがう、あついもの、夢の中。
浅田「入れるよ…」
加恵「うん…」
やさしくうなづいた。
熱海の夜は溶けていった。
コーヒーに交じるミルクのように。

つづく

田中屋の少年雑記にも、作品を寄稿してます。ぜひご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?