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姿かたちは、物語を語る。

 人の姿形は、その人の人生を物語ります。多くの経験を経てきたその人は、経験を経たことで姿かたちが変わっていくものです。名は体を表し、体は名を表すとも言います。そこで今日は…

「あなたにしか体験できない物語が、そこに待っている。」

そんなお話。


Capter 1 生まれてから多くのことを経験する。

 おぎゃぁと生まれた子供は、一番最初に出会う大人として、両親にすくすくと育てられることになります。その数年は実に充実しているもので、両親からはしてはいけないことなどを学ぶことになります。
 そして、時々痛い思いをして、これをしたら痛い。という失敗を経ながら、経験を積んでいき、自分の糧として成長していくことになります。してはいけないこと、したら痛いと感じることは、こうしてしなくなっていきます。

 そして、思春期に入ると、自分以外の他人へと興味を持ち始めることになります。それは血気多感なお年頃だからこそ、より多くのことに感化され、良くも悪くも刺激を受けることになります。
 本当は悪いことだとしても、後から悪いことだと改めて知るということも、貴重な失敗のひとつとして、心と記憶に刻まれることになります。そして、高校を卒業すると、社会人として活動することになり、両親に頼らず。または仕送りなどを受けながらも、社会人になるための経験を積むことになります。

 それは、親になるための準備段階で、親に頼らずともお小遣いが稼げたりすることで、楽しくなります。それは労働に対する対価として支払われ、それが自分の収入になっていくことを改めて知るのです。
 そして、その稼いだお金を使い、子供のお小遣いでは買えないほどの品物を買うようになるのです。それは、社会人になったことの証明でもあり、胸が躍る人生のワンシーンでもあります。

 そして、最初こそ‘親のように’と思って、背中を追いかけていたはずの両親を、いつの間にか追い越し、好きな人ができて‘結婚’をすると。いつしか‘自分が親に’なっていることに気が付くのです。


Capter 2 親から教わったことを、いつしか‘親として’子供に教える立場になる。

 好になり愛した人と結婚して、家庭を築くことになると、愛し合って子供が生まれて親になると、見える世界がガラッと変わります。それは大切な人生のワンシーンで、自分の命よりも大切に思えることでしょう。
 自分の好きで愛した人との子供なのですから、可愛くて仕方がありません。そして、自分が子供のころに、耳にタコができるほどにきつく言われたことが、親になってから改めて気が付くのです。

 自分の子供がけがをして、痛がっているところを見るのは、どんな親でも嫌いで嫌なものです。けがをしてほしくはありませんし、健やかに育ってほしいものです。願わくば、学校でいい成績を収めてくれればと、そう思うものです。
 その思いは親になったからこそ、自分の息子や娘を文字通り‘手塩にかけて育てる’という意味がヒシヒシと伝わってくることになります。これは、‘親になったからこそ’気が付くもので、私のように、結婚すらしてない上に子供もいないのに、気が付いてしまう人もいますが…

 と、私の話はさて置き…
 子供のころは、あんまりにもしつこく言う親を、邪見にしてしまうことも多々あるでしょう。なにせ、危ない思いをして怪我をしてほしくないのですから。しつこくもなります。しかし、子供からすればしつこく言われると、邪見にもしたくなります。
 しかし、そんな子供だった頃を経て、大人になることであの時親が、あれほどしつこく言った理由が、すべて合点が行くことになります。人生をかけての答え合わせですね。あれほどきつく言ったのにも、あれこれと口を酸っぱくするのも‘すべてに理由があった’ということを、大人になって、子を持ってから改めて知ることになります。


Capter 3 そのすべてが人を作り、それは‘人生’という物語を紡ぐ。

 人は、食したもので体が作られていきます。そして、経験したことが知識となり、相手に対する性格を形作ることになります。それは、見た目へと影響を与えて、姿や身なりが変わっていくことになります。
 それは、一枚のイラストからも同じことが言えます。辛い過去を経験したからこその、今の姿があるのです。そんな過去を見ていくことで、その人の人となりに寄り添えることになります。

-ここから暴露が入ります-

 人の数だけ、多くの人となりが存在します。辛い過去を経験した人もいれば、私のように、祖父・祖母・父親と、血気多感な思春期真っただ中に亡くした私もいます。まぁ、この経験があったからこそ、今の自分があるような気もします。
 教えてくれる父親や祖父。そして、祖母とあっという間に他界してしまいましたし。そのため、私はこう思うようになりました。

 ‘どんな風に父さんは、考えてたんだろう…’

 そうして、父に想いを馳せるようになった私は、今のように結婚していない上に、子供すらいないのに、まるで父親のような記事をかけてしまうようになりました。
 笑ってくださいね。まぁ。笑えないかもしれませんが。本人は、気にしていないので。人となりにはいろいろな過去があるいい見本ですね。
 そんな、いろんな人に寄り添えるようになりたい。私なのでした。

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