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【企画展👀】芥川龍之介展/日本近代文学館


2024/4/6~2024/6/8

文学館さんの紹介とは別に
文学館さんでみた展示の感想をつづります

▼はじめて感じる企画展

知っているかたも知らないかたも
覚えていてほしいのですが
ぼく、ゆうきくんは
芥川龍之介せんせい 最推し
今まで幾度となく企画展を拝見し
鎌倉や石川や福島、軽井沢など
足を運んできました

そんなぼくが今回の企画展さんで感じたことは
「こんな芥川龍之介展はじめて見る!」

本当に素晴らしい展示でした
当日出てすぐ書き散らかした感想メモ📝を見ながら
お話させてくださいませ

▼「開催にあたって」のパンチ力
今回の企画展さん
「芥川龍之介文庫目録 増補改訂版 刊行記念」
と書かれております

これが「芥川龍之介文庫目録 増補改訂版目録」だ!

文学館さんに芥川家から
ご寄托、ご寄贈された目録冊子です
それは原稿や蔵書だけにとどまらず
書簡や遺品もあり
全て記載されている目録になります

今回「開催にあたって」と書かれた
日本近代文学館さん
理事長 中島国彦さんの文章は
しょっぱなから

「これまでとは全く違った芥川龍之介展が、
いよいよ始まります」

こんなの、わくわくしないわけがないじゃん!

どんな企画展なのでしょう?
一歩目からハート💙をがつんとやられて
歩を進めました

▼生きている蔵書

芥川龍之介せんせいは
それはそれは読書家であり
和漢籍、洋書(英語がご堪能でしたので!)なんでも読み
読むのがとても速かったそうです
そんなせんせいの蔵書がたくさん並べられている

すごいところはね
本に直接書かれたカキコミ
本に挟まっていたもの
本の端っこが折られている
それも見られたところ!

芥川龍之介せんせいの作品は引用もおおい
物語として織りなおしたもの
影響を受けたもの
それを見るのに「本」の存在は欠かせず
すごく重要だと思うので
それらが、なんだか
「生きた」状態でみられたのが
すごく嬉しかった

本に挟まっていたお花のしおり
かわいらしさと挟まれたページの意味深なこと

本の空き箇所に綴られた
読み物が冷めないうちに書いたであろう時に辛辣な感想

メモに書かれた
何度も何度も繰り返す単語たち

ひとつひとつがその時の空気感をまとっていて
芥川龍之介という人がこれ以上なく近くにかんじる
それはぼくも本がすきで
端っこを折ったり、しおりを挟んだりするからかしら

今までになく「生」を感じる展示なのでした

▼生涯

いままでもせんせいの生涯は展示もされてきました
でも今回は
せんせいが「生まれる前」から!?

芥川家の歴史から展示をみるのははじめてだ…
そして亡くなるまでを追うのですが
幼少期に作ったおりがみや
学生時代に描かれた絵など
ぼくずっとそういう展示が無いから
無くなってしまったものだと思っていたんだよ!?
ここにあったのか~

チャボの絵がうますぎて引いた
どれだけ才能があるのでしょうか
大好きな河童ちゃんの絵もたくさんあって
にっこりしちゃったよ

せんせいは亡くなり方がセンセーショナルでしたから
やっぱり、そこにフォーカスした展示が多い印象があります
今回はそうではなかったのが
また、なんだか嬉しいポイントなのでした

▼図録

今回は図録もすごい!
上👆でお話しした資料や絵が
お話ししきれない資料や写真が
わんさかわんさか載っています!!ぶあつい

写真集も買いました!うれしい

気になる方は文学館さんのwebショップでも買えるので
会期は終了しておりますが
ぜひぜひぜひ
手に取っていただきたいです

余談。。。
図録、写真集、そのほか定期的に買い足している
日本近代文学館さんの河童ちゃんグッズなどを
もりもり買いましたら
「当館ウェブショップをご利用くださりありがとうございました」
と綺麗な字のお手紙が入っていて
それが河童ちゃんの便せんでした

丁寧にくださって心がじんわりした

もしかしてぼくが芥川せんせい好きだって
思ったからかな…お心遣いかな…
展示が終わった後でも
こんなにうれしいことあるんだね

併設されているカフェもすてきで
大好きな文学館さん
足をのばせるかたは行ってみてね

そういえばもうすぐ
芥川龍之介せんせいのご命日です
毎年お墓参りに行っています

今年は写真集を読みながら
いこうかな

▼文学館さん情報


公益財団法人 日本近代文学館
🌟ウェブショップもサイト内にあります

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