人が成長する時に必要な事とは?教師1年目の恩師との出逢い。
教員時代に出逢った勇気づけ先生のお話を。
特別な言葉じゃなくても
その人の笑顔だったり、
もっと言えば”存在”だけでも、
勇気づけになっていることってありますよね。
私の今でも忘れられない想い出・・・。
教員1年目の頃、毎日がてんてこまいで、
とにかく余裕がなくて・・・
学校生活、楽しいのだけれど、
切羽詰まることも多々あり、
一人でこっそり更衣室で
泣いていたこともありました。
(初作の本のあとがきにも書いたのですが・・・
わたしにもそんな時代があったのですよ!!笑)
要領が悪いからか、
子ども達と一緒に遊んでいるからか
休み時間、
滅多に職員室に戻れないのだけど
たまに戻ると
机の上に温かいお茶が置いてあるんです。
いつも、いつも・・・。
誰が淹れてくれているんだろう。
私、職員室に殆ど戻らないのに、
毎時間毎時間私の机上にはお茶が・・・。
淹れていてくれたのは、
隣のクラスの学年主任の先生でした。
先生は多くを語らない方でしたが
いつもそばで見守っていて下さいました。
先生の淹れて下さったお茶は、
だいたいが飲まれることなく
捨てられてしまうのに
先生のそんな姿勢が
私の「勇気づけ」になっていました。
だから、辛いことがあっても
誰かがいつも自分のことを想ってくれている
応援していてくれている
そんな思いから、どんなことでも
乗り越えてゆけそうな気がしたのです。
たった一杯のお茶だけど
校庭の窓から、職員室の廊下から
職員室の自分の机をのぞくと、
お気に入りのマグカップに注がれたお茶が
そこにあって・・・。
感激して N先生にお礼を言うと
「綾子先生がいつ職員室に戻って来ても
いつでもお茶が飲めるように,と思ってネ
いっしょうけんめいがんばっているね!
あなたを見ていると 若かった頃を思い出すわ
絶対に立派な先生になるわ。」
優しい笑顔でそう言ってくれた先生を
今でも鮮明に憶えています。
わたしが自信を無くして落ち込んでいたときに
ご自身の失敗談や、苦労話などをしてくださり
こんなに素晴らしい先生にも
そんな時があったんだ・・・と
ビックリしたことを憶えています・・・。
でもさ、あたりまえだよね・・・。
最初から、今の先生ではなかったよね。
誰だって「初めて」があって・・・。
笑顔で先生はこうおっしゃったのです。
「長い間、教師やっているわたしと
新任の綾子先生が
私と同じにできたら、わたし困るわ」
と。笑
そうだよね。
そうだよね~~!!笑
先生は当時40代で
女のお子さんが2人いらして
(小学生と保育園生)
やさしくて温かいすてきな先生でした。
わたしも今、こうして
女の子2人のお母さんになって・・・
同じ世代になって・・・
少しはN先生に近づけたかな?
ずっと先生みたいな先生になりたいって
そう思ってた。
学ぶ(まなぶ)は、真似ぶ(まねぶ)。
大好きな尊敬するN先生のようになりたくて
先生のこと、研究していました。
(隣のクラスだったので)
子どもとの関わり方や、声がけの仕方、
仕事への姿勢・・・
怒るとわたしまで鳥肌がたつほど
怖かったけれど
愛情ぶかくて本当にすてきな先生。
でも誰かに憧れるのはいいけど
高い理想を持つと苦しくなるから
「私らしく、ありのまま
誰にもなれない自分になる!!」
って決めてからすごくラクになって。
わたしがラクになったら
クラスの子どもたちの笑顔も増えた
のです。
人は鏡、親子は鏡、
教師と生徒も鏡だよね。
すてきなすてきな、新任の頃の想い出です。
1年目でN先生と一緒に仕事ができたこと
とても嬉しい。
数年前、
わたしの母校(小学校)で
講演させていただく機会があり
懐かしい気持ちで小学校の廊下を歩いていたら
「あやこちゃん!!」
と、懐かしい声。
あの、
お茶を淹れてくれた学年主任のN先生でした。
「先生~~!」
と、
興奮して思わず廊下を走ってしまいました。
先生も喜んでくださったなぁ~~
私のこと、
応援してくれているんだ!
味方でいてくれるんだ!
そう思えたら、勇気が湧いてくる。
愛の力が人を変える!
子育ても
部下育ても
人育ても
同じだよね。
誰かの味方で居たければ
誰かを応援したければ
まずが自分が自分の味方になる!!!
これほんっと大事だよ。
世界でたった一人の自分の味方で
居てあげてくださいね♡
……
🍀 久しぶりにお茶会します!
対面 3/10金 都内カフェ
zoom 3/17金夜
アドラー心理学・勇気づけや
潜在意識のお話を楽しみ
子育て・自分育てのお悩み解決しましょう!☺️
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