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何の変哲もない話で号泣した件

声を出すとは、振動を生み出し、相手に届けるという行為。
その人のすべてが、声に表れる。

なんっちゃない、話だった

なんっちゃない、話だった。
特に感動するような話でも、感慨深い内容でもなかった。

何の変哲もない、普通の話。
なのに私は、その話を聴きながら、号泣していた。

周りの人は大層、変に思ったんじゃないかな。

それは、落語のマクラの時間。
志の輔師匠の落語だった。


空港のマッサージ機の話。
スイッチが入らない、っていう話。
ほんとに、なんっちゃない、話。

その話を聴きながら声とともに私に入ってきたのは、
あの方の、人生だった。
どれだけの人生を重ねたら、こんな声になるのだろう。


涙があふれて止まらなかった。


次に見に行ったときは、
独演会ではなかったからか、
はたまた私の受け取り手の問題か、

そこまでの声への感動はなかったけれど。


空港のマッサージ機の話をしていた
あのときの、あの声には、本当にやられた。

声は人に影響を与える

声を出すとは、
自ら振動を生み出し、
相手を揺さぶるという行為。

声を出すことで、
その振動で自分を揺さぶり
相手も揺さぶる。


何の話をしているのか、
どんな言葉を使っているのか、
時にまったく関係がないほどに、

声とは、純粋に、
それだけで相手を揺さぶる行為なのだ。



それがキツイ振動なのか?
優しい振動なのか?
温かい振動なのか?
自信なさげな不安定な振動なのか?

自分がどんな振動を放っているのか、
今一度確認してみてほしい。


声は生まれつきで変えられないんじゃないの?
いいえ、違います。

どんな振動を生み出すのか。
これは、今を生きる、にかかっている。


人生の鍵は『声』に在り。


ともに、ココロオドル人生を!
柚月悠生でした。

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