仕事が降ってきた

脱毛サロンの帰り道
なんとなく
街をフラフラと歩いていた。

「え？？ゆうき？？」

え！？？

高校時代の友人！

4年ぶりだ。

「久しぶり〜！元気？」「元気元気！」

「今仕事の休憩中なんだ！」

「どこで働いてるの？」

「美容サロンだよ！」

「今私も脱毛行ってきたところなんだ〜」

「もし良かったらうちの全身脱毛もお手頃だよ〜」

別のサロンで全身の契約をしていたが
友人の働くサロンへ行くことにした。
返金対応のスムーズさはありがたかった。

これが運命始まりになるとは。。。
まだ知るよしもない。

「お仕事何されているんですか？」

「カフェとバーを掛け持ちしてます。」

エステティシャンさんとのよくあるお話し。

「そうなんですね〜。お休みの日は何されているんですか？」

「ダンスやってます。」

「へぇ〜。かっこいい。ダンサーさんなんですね」

「いや、ダンサーさんではないです。ただ楽しくて通っているだけで。。。」

「うち、ヨガもやっていまして資格も取れるのでご興味あったらどうですか〜？」

「そうなのですね。ありがとうございます。」

行くたびにこんな会話が続いた。

ある日

周りにダンサーさん多いし
自分はフリを作るのも苦手だしな。。

そうそう、
実は私、上京してから渋谷のダンスの専門学校へ通わせていただいてたのだ。

ダンスのお仕事につけたらな〜
なんて密かに思っていた。

アルバイトしながらダンスをして。。。
いつまでこんな生活を続けるのか。

なんだかヨガに興味が湧いてきた。

ヨガのことなんて何にも知らなかったけど
体を動かすなにかなのかな？とは思っていた。

これで一生お仕事できたら
自分の健康にも良いじゃん！
よし！これで飯を食って行こう！



何故かできる気がした。

自信があった。

ヨガのお勉強はとても楽しかった。

骨の名前、筋肉の名前、ヨガの歴史、ポーズの名前、
禁忌事項、効果、レッスンの流れ、伝え方、アシスト、アジャスト、チャクラ、八支則、アーユルヴェーダ、
全てが好きだった。

"頭蓋骨" "僧帽筋" 
"ウルドゥバハスターサナ" "スバディシュターナ"
苦手な漢字も難しいサンスクリット語も
テストに合格するために必死で覚えた。

ヨガの事を全く知らなかった私は
ヨガスタジオがあるなんてことも知らなかった。

フリーインストラクターという道しか選択肢はなかった。

2013年6月に資格を取得し
その月、すぐにインストラクターとしてお仕事を始めた。

運命はこんなものではとどまらなかった。

少し話が遡る。

先ほども出てきたが
当時、カフェとバーで働いてた。

カフェは表参道の個人経営のカフェ。
小道に入ったところで
平日の客足はチラホラだった。

こんなことを言ってはなんだが
お客さんが来ないのがありがたかった。
レジでヨガのお勉強をしていたからだ。

バーの方はどうだ。
渋谷の会員制のお店。
賑わっていた。
接客の仕方、座る姿勢、マッチの火の付け方やグラスの吹き方などたくさんのことを学んだ。

あるときお店の先輩にヨガのお勉強をしていることを話した。

すると

「私広尾でクラス持ってるから良かったら紹介しようか？」

一発目で広尾なんぞ、恐れ多い。。。
だが気合を入れた。

「是非宜しくお願い致します。」

そこから運が良いことに
いろんな方に紹介いただき
1ヶ月の予定はあっという間にヨガのクラスで埋まった。

すまん、もう少し遡らせてくれ。笑

中学時代の話だ。
オレンジレンジの大ファンだった。
いつか沖縄に引っ越したい
なんなら沖縄の人と結婚したい
沖縄に魅了されていた。

上京してきて初のアルバイトは
沖縄郷土料理のお店。
お客様に泡盛を注ぎ、一緒にシークワーサー割りをいただく。ソーミンチャンプルも美味しかった。
私たちはかりゆしウェアを来て
マスターの三線、ママの民謡に合わせてカチャーシーを踊った。
同い年の女の子もたくさんいて
とても楽しい職場だった。

だか、ある事をきっかけに私はお店を辞めてしまう。

次のお仕事どうしようか。

個人経営のお店を探していた。
可愛いお店が好きだからだ。

２つ候補が出てきた

渋谷のランチ！

表参道のカフェ！

どっちか受かればよいなーと
２つ同時に面接に行った。
どちらも受かった。

これがさっきのお話につながるんです。

あ、ちなみにここで奇跡が起きていて、
渋谷はランチ募集で面接行ったのに

「うち、夜も会員制のバーやってるんだけど
そっちでどお？」

って言われて

夜働くことになったんだよね。笑

なんかタイミングがすごくない？

流れに乗って生きてると
自分の本当に合ってるお仕事に出会わせてくれるんだなーって
今すごーく実感しているんです。
これをやろう！とは思わなかった。
好きな事を続けていただけ。

私がこの仕事を選んだ理由は

"いきなり目の前に降りてきた"

からです。

ヨガとの出会いが9年前でそこから今に至るまでにまだまだストーリーが続いています。

ちょっと長くなりそうなので
今日はこの辺で。

また、続編も綴ります。

#この仕事を選んだわけ

ゆうき