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RSIを極めていく_1(Part13)

今回からRSIが強いと思われるポイントに注目をしてバックテスト考察をしていこうと思います!!

今回、私が気になるというか強いのでは?と思ったポイントはPart10の記事で紹介をした、

【RSIが前足は閾値に到達していなくて、現在足で到達してきた】

というポイントになります。

Part10の記事をまだ読んでないという方は【こちら】から読んでみてください!
Part10を読んで内容を理解してから今回の記事を読むとより今回の内容が入ってくるのかなと思います!!

Part10のアローポイントは下記のようなポイントですね!

アローポイント1

アローポイントチャート

アローポイント2

アローポイントチャート_ 2

アローポイント3

アローポイントチャート_3

前足の閾値を設定してあげると、
RSIが反応した1発目でアローが出現するようになるのは見てわかるかと思います。

そしてこのアローポイントがBASEの結果と比べてそこまで悪くないということもPart10の記事に書きました。

なので、このアロー自体のポテンシャルとしてはよいものを持っているのではないのかというのが私の見解であります!!

そう考えたときに、閾値に到達する場面としてどんなポイントは負けているのか?
と疑問が浮かびしました。

それをチャートのアローポイントから探していくことに。


《アローポイントの研究》

下記チャートが負けているアローポイントになります。

アローポイント1

Part10で反転していないところのチャート_1

アローポイント2

Part10で反転していないところのチャート_2

アローポイント3

Part10で反転していないところのチャート_3

この3枚のアローポイントを見て、
皆さんは何がダメな条件だと感じましたでしょうか??

・アローが出ているロウソク足の大きさ??
・反応するまでのRSIの形?

様々な要因が挙げられるのではないかと思います。

この記事を読んでくれているあなたはしっかり考えられましたでしょうか?
せっかく自分の時間をこうして相場の勉強へと当てているので、
有意義で内容の濃い時間にしましょ!!

話が少しそれましたが、
私はこの負けたポイントのチャートを見て

『RSIの動きがどれも同じ様な感じで閾値に到達しているな』

と思いました。
なんだよ、その表現。曖昧すぎだろ!と思う人もいますよね、、、

なので、しっかり反転しているポイントのチャートも載せてみます!!

RSI_反応よき_1

RSI_反応よき_2

RSI_反応よき_3

しっかり反転しているポイントのRSIの形に注目してみましょう!
負けているポイントとは何か形が違いますよね。

感覚で分かっていても、それを表現するのがロジック作成および相場理解には難しいと私は思っています。
反転しているポイントはRSIがカクっとしているというか・・・
言いたいことが伝わりますかね・・・

私はなぜRSIの形がこのような形になるのかをかなり考えました。

色々考えたときに、RSIが反応する前の状況によって前提条件のRSIの形が決まり、そこが私の視覚的な問題を起こしているのだと思いました。

前提条件??と思ったときにPart11で検証した

『RSIの平均値』

を使ってみるとどうなるのか?と考えてみました!!

なのでRSIの平均値をチャートに入れてアローポイントを照らし合わせてみることに。

RSI_反応よき_1+平均値追加

RSI_反応よき_2+平均値追加

RSI_反応よき_3+平均値追加

画像では2枚ほどのシチュエーションしか載せていませんが、
アローポイントを確認していたところ、自分が求めているポイントとRSIの平均値の形がリンクするポイントがありました。

私がイメージしていたRSIの動きをするときはRSIの平均値が40~60の中にいる状態で閾値をタッチした場面が多いなと思いました。

Part11で検証したときの内容を覚えていますでしょうか?

平均値が70/30の閾値に近づけば近づくほど、
勝率は下がっていく方向で本来のRSIの使い方ではなくなるという結果が分かりましたよね。

その事から、

平均値が40~60の間にいる
かつ
RSI(14)は70/30に到達した場面

というのは平均値のバックテスト結果を応用させてプラスに制御できているのではないのかと思います。

なので今回は、

『RSIの平均値が Low:50~60 High:40~50 にいる
 かつ
 RSI(14)が70/30にタッチしたとき』

という制御でバックテストを検証していこうと思います!
平均値が行き過ぎた場面ではエントリーをしないようにするという事ですね



《バックテスト結果》

今回取得したバックテスト結果はこのようになりました。

2010年から2020年8月までの結果
短期(5分判定)

RSI14_RSI閾値1度タッチしたのみに指定期間のRSI平均値H4050_L5060_S

中期(10分判定)

RSI14_RSI閾値1度タッチしたのみに指定期間のRSI平均値H4050_L5060_M

長期(15分判定)

RSI14_RSI閾値1度タッチしたのみに指定期間のRSI平均値H4050_L5060_L

直近3年のバックテスト結果
2017年から2020年8月までの結果
短期(5分判定)

RSI14_RSI閾値1度タッチしたのみに指定期間のRSI平均値H4050_L5060_S_直近3年

中期(10分判定)

RSI14_RSI閾値1度タッチしたのみに指定期間のRSI平均値H4050_L5060_M_直近3年

長期(15分判定)

RSI14_RSI閾値1度タッチしたのみに指定期間のRSI平均値H4050_L5060_L_直近3年

Part10の平均値を入れていない結果と比較してみましょう!


《バックテスト考察》

短期(5分判定)

Part10(内容②)と比べた結果_S

中期(10分判定)

Part10(内容②)と比べた結果_M

長期(15分判定)

Part10(内容②)と比べた結果_L

Part10と比べると下記のような結果を受けるかと思います。

・取引回数の減少
・全判定の勝率の上昇
・獲得Pipsの変動なし

これらのことが分かるのかと思います。
それでは一つずつ考察をしていきましょう!


《バックテスト結果をさらに深掘り》

■取引回数が約半分に減少■

取引回数に関しては今回制御をかけたら半分ほどに減少してしまいました。

ということは、半分以上が平均値40~60より外の閾値に存在しているともいえるのかなと思います。
そちらの半分にフォーカスしたら結果がどうなるのかは気になるところでありますがそこは一旦置いといて次に進みましょう!

今回は制御をかけたら半分ほどに減少してしまうという内容を覚えておいたら良いのかなと思います!


■全判定勝率の上昇■

今回制御をかけて、全判定勝率が上昇したのはとても良い収穫でした!

特に短期判定の勝率上昇が目立ちます。

勝率が上昇するということは、相場に対しての狙いは間違っていないと言う事なので悪い結果ではないです!

なので、私が思い描いていたRSIの形で閾値に到達した場面は、
勝率の上がる形だったという事になるかと思います!

しかし、これで満足してはいけません。

・なぜ勝率が上がったのか。
・なぜここが強いポイントなのか。

と言う事を突き進めていかなければいけません。

強いものは強い。この事柄に間違いはないですが、
なぜ強いのかをしっかり理解していきたいところです。


■獲得Pipsの変動なし■

結果を見てわかる通り、制御後でも獲得Pipsの変動はありませんでした。

獲得Pipsが変動しないということは、狙っているポイントは変わらない。

とも言えるのかなと私は思っています。

自分がこういうポイントでアローを出したいと思ったときに、
制御をかける前後で獲得Pipsが大きく変動した場合はアローポイントが大幅に変化していると言う事にもなると思います。

獲得Pipsに関しては、大きくなるに越したことはないですが、
今回の制御をかけた後が制御前と比べて小さくなっていないので悪い方向ではないと思います!

もし、大きくしたいのであれば狙うポイント・視点を変えていかなければならないです!

相場において、Pipsが大きく抜けるポイントがどこなのか?

この内容の合わせて追及していく必要がありそうです。


《全体のまとめ》

今回はチャートにアローを出し、そこからバックテスト内容を見つけていくところからスタートしてみました!

結果として導き出した制御が良い方向へと進んだので、
皆様からしてもよい情報になったのかなと思います!

今までの記事の内容を組み合わせてより良い結果を出せるんだ!

と今回の記事で感じれたのではないかと思います。

こうやって、自分が検証している内容が繋がったときに、
真のバックテストの力を発揮し、自分自身のトレードスタイルも確立してきます。

前から言っていますが、


【考えのあるバックテストに無駄はありません!!!】


自分はこういう意図をもって、このバックテストを取得すると考えがしっかりしていたらいくら悪い結果でも先につながります1

その事を今回、少しではありますが示せたのではないかと思います!


《次回のバックテスト》

今回の検証で取得したいバックテストが浮き彫りになりました。

①今回制御をかけて減少してしまった方のアローポイント検証
②勝率が上がった理由を探す
③相場的にPipsが抜けるポイントの発見

これら3つの内容を今回の記事から見つけました。

①に関しては、今回の制御内容の細分化ということになりそうです。

②は、突き詰めたら相場的により強いポイントを理解できそうですね。

③は相場根本の話になりそうなので、検証にはかなり時間がかかりそうです。

①・②・③ 全て取り組んでいきたいところですが、私の手もそこまで回らないのでこの記事を見ている人でバックテスト取れる人は自分なりの思考をもって挑戦してみてください!


では私は次に何をするのかというと、
今回の制御をかけて取引回数が半分ほどに減少してしまいました。
そこがどうしても気になっています。


取引回数を増やすとなった場合にどうするのかというと、

【RSIの期間を短くしたら、より反応しやすくなり取引回数が上昇する】

と考えました。


なので、

【RSI(12)とRSI(10)の2パターンで前足は70より小さく30よりも大きい
 かつ
 現在足は70以上30以下】

の内容のバックテストを取得して取引回数と勝率の比率を確認していこうと思います。

この結果を見て今回のものに生かせるか否かを判断したいと思います。

次回の記事もお楽しみに!!


Note最後の枠

最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆さんのためになるような投稿をできるよう日々精進していきます!

今回からRSIの強いと思われるポイントについて検証していくことになりました!

自分の考えた制御がすべて強くなるとは絶対に限らないので、
自分は何をしたいのか。何を求めているのか。
を見つめて進めていこうと思います!!

Twitterでも投資に関してやバックテストについての情報発信をしているので、是非チェックお願いします!

Twitter:@yuuki81600

Note最後の枠


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