【読書感想文】もう読みたくないのにまだ読みたい「殺戮にいたる病」
読み終わった今、
悪夢を見ることがないように
とにかくかわいいキッズ動画や
動物動画を漁っているシマダです。
聴くnoteはこちら↓
◆殺戮にいたる病
この本は、
開始2ページで
もう読みたくないのに
最後2ページで
まだ読みたくなる本、だ。
むりー、むりむりむりむりむりー!
なんで読んだの!シマダちゃん!
ばかー、ばかばかばかばかばかー!
なんで読んだの!シマダちゃん!
最初の2ページくらいで
後悔しはじめた。
インスタでフォローしている
読書家さんのアカウントで
「どんでん返し」という
キーワードとともに紹介されていた本作。
伏線回収とか、どんでん返しとか…
最後の方でわわわわっとなるところを
いそいそワクワク読むのが好きで、
結構怖がりながらも
ミステリーに果敢に挑みがちだ。
どんでん返しがあるらしい、と
読書家さんのおススメで
既にわかっている上に
Kindle unlimited対象。
そして…
作者さんのお名前が
武丸ぅ⁈
特攻の拓を
バイブルにして育ったシマダは
どエレー”COOOOOOL”じゃねぇかよ⁈
とダウンロードしてしまった。
それで、
最初の2ページで
後悔しはじめた。
タイトルからして
うぎーってなるのは
予測可能じゃないか。
怖いことが起こりそうだし
ゾワゾワしそうなのも
予測可能じゃないか。
やはり、
最初の2ページで
後悔しはじめた。
あーもう読みたくない。
タップ。
もう読みたくないわー。
タップ。
いやほんと読みたくないわー。
タップ。
だからマジで読みたくないんだって。
タップ。
いい加減もう読みたくないんだからぁぁあ!
タップ
あれ、どうしよう。
読んじゃう。
こんなにも
登場人物の誰にも
感情移入しない、できない、というのは
めずらしい体験だった。
ただ、
そうしてだれかに感情が
入っていないからこそ
残虐なシーンも
読み進めることが
できたのかもしれない。
Kindleだと
今読んでいるところまでで
全体の何%を読んだかが
表示されるんだけど、
90%からが真骨頂。
ザワザワゾワゾワ、
読みながら迅ってしまう感じは
過去読んだどんな小説よりも
強かった気がする。
そして、ラスト2ページ。
いいいぃぃぃぃいぃぃぃぃ⁈
(言葉にならない)
ラストの2ページで
読み終わりたくなくなるのだ。
えーと…
なんだったの?
え、この本読んでた時間
なんだったの?
ん、きつねにつままれてたの?
いや、きつねにつままれるってなに?
えーと…えーと…
いいいぃぃぃぃいぃぃぃぃ⁈
これで終わりなの…ね…
ちょ、もう少しなんかない?
えーと…
いいいぃぃぃぃいぃぃぃぃ⁈
なんだか消化できなくて
ラストの2ページで
読み終わりたくなくなるのだ。
この類の話を
おもしろいと表現することには
かなり抵抗がある。
おススメ!とも言いがたい。
ただ、この不思議体験は
読書がもたらすエキサイティングな
価値でもあるようにおもう。
心臓”ハート”が••••
爆音小僧に••••なっちまうんだよぅ••••
(特攻の拓って三点リーダーが四点なのよ)
怖いとわかってて絶叫マシンに乗る
辛いとわかってて北極ラーメン食べる
痛いとわかってて足ツボマットに乗る
…とか、人ってなんか
ワザとそういうことやる、
みたいなとこ
あるじゃないすか。
ヤバいとわかってて、読んでみるなら
どエレー”COOOOOOOL”な話だ。
大変テクニカルで
エキサイティングで
ものすごい読後感を味わえる。
“読”んでみてやんよぅ••••
というお気持ちになられた
皆々様方におかれましては、
武丸ぅ?
そんなモン鼻くそよぉ♪
って言えちゃう
ヒナ子ちゃんバリの気合い入れて
夜露四苦ぅ!!
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