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Mamiya RB67 ショートレビュー

衝撃の大きさと重さのカメラである。

初めて手にした時の私は赤子を抱えるようにして構えたのだが、その重さは何とレンズ付きで2.5kg〜3kg近くあった。

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所持しているレンズはsekor KL90mmf3.5L、sekor c 50mmf4.5なのだがレンズ1つにしても800g近くあるだろう。

交換レンズ2本、ボディ、三脚、交換用フィルムバッグ(別のフィルムを入れて置いて替える事ができる)というシステムで撮影に行くととんでもない重さである。さらにプラスしてデジタルカメラや35mmフィルムも持っていくとなると…想像したくない。

だがそれでも持っていく価値のあるカメラだ。

6×7フィルムで撮る写真の美しさの虜になった私は懲りずに登山にもRB67を連れていった。

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特にリバーサルフィルムで撮る写真は美しく、データ化した画像では伝わらない美しさがあった。

フィルムをライトボックスに置いて見たり、光に透かして見てはうっとりした。

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中判フィルムカメラといえばHasselblad500cmやrolleicord、pentax67等を使ってきたがその中でもRB67は重さ的にも気軽に持ち歩いたりスナップ撮影を楽しむといったカメラではないだろう。

しかし広いスクリーンを覗いた時の美しさや蛇腹での接写性能、レボルビングバッグでの縦横の切り替え機能は素晴らしい機能美である。

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35mmフィルムとの大きな違いは、やはりプリントした時の高画質だろう。実際に展示用に半切サイズと全紙サイズにプリントした写真を見ると明らかな違いがあった。

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重さや手軽感は無視してでも三脚に据えるなりして作品撮りに使ってみたい人にはおすすめできるカメラだ。今なら手頃な値段で手に入るだろう。

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ネガフィルムでも十分美しいが、リバーサルフィルムの美しさを是非体感してほしい。

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ちなみによく似たカメラでRZ67というカメラがあって、RZ67は電子シャッターである。

絞り優先AE機能がついているのは便利だろうと思ったが機械式の方が安心できるような気がして私はRB67を選んだ。

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このカメラを海外旅行に連れて行く事は無いだろうが、登山や海には無性に連れて行きたくなるのはなぜだろう。

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拙いレビューでしたが最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

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