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【米国株】休むも相場

「休むも相場」とは

この格言には、相場の先行きが不透明な場合や、形勢が不利なときは、無理に売買せず様子見をした方が良いという意味が込められています。

常に売買を続けるのではなく、時には冷静に市場を見極め、次の好機が来るまで待つことも重要だという戒めが込められています。

どうしてこの格言が重要かというと、経験の浅い投資家ほど、休んだほうがよい場面で頭に血が上ってトレードをしまくり、そして損をするからです。

相場の先行きが不透明である場面は、大抵相場の上昇局面がひと段落した後にやってきます。上昇相場に十分に乗ることができなかった投資家は、なんとか遅れを取り戻したいという衝動に駆られます。

すると、「なにかトレードできる対象はないだろうか?」という目線になります。本来は「トレードの勝率はどうなるか?」という目線でトレードをしても良いのかどうか判断します。しかし、先の目線では、少しでもトレードできそうなものを過大に評価してしまいがちになります。負ける可能性への考慮も甘く判定しがちになります。待つということに耐えることができないのです。

結局、無駄にトレードを繰り返し、手数料負けになったり、相場を読み間違えて損をしてしまったりします。

勝ちやすいと判断できる局面では積極的にトレードをして、難しいと感じる局面では手を引いて観察に回る。その方が長い目でみれば勝ちを増やしていくことができるから、このような格言があると考えます。

今のような時期は、上昇相場になぜ自分は乗れなかったのか、次に乗れるようにするためには何を修正すればよいのか、吟味することに時間を割くべきだと考えます。






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