その壁を越えてこい

私はwebでモノを売っているのだけれど、私のサイトはズタボロに使いにくいしわかりにくいと思う。

素人っぽ過ぎると思う。

もちろん、手を入れていないというのもあるんだけど、実は「あえて」な側面も大きかったりするんですよ。

こちらの技術や体力がない時、そういう事をものともしないリテラシーのあるお客に来てもらわない困るのです。
ご対応に手が回らないので。
だから、こういう雑なサイトでも購入できる人をスクリーニングする効果がある訳です。

読みにくい、わかりにくい、でもきになるという熱意を持ったお客さんだけが残ってくれる。


なんでもかんでもお客様第一主義って、いいんだけど、やっぱり体力がなくてはできない事。
弱小企業はそこを理解してできるものとできないものを見分けて、自分を殺さないようにしないといけないと思う。
じゃないと、本当に自分が提供できる価値(バリュー)がやせ細ってしまう。

得手不得手を理解して、不得手に心血を注がない事。

不得手は、外注してお金で解決する事。
(その金がない時は、それを問題としない人をお客にすること)

我々は教育機関で「不得手を努力で克服するのが素晴らしい」と思いこまされてきているので、どうにも無駄なことをしてしまうのですが、不得手を頑張って結果が出るのは子供だけ。大人はもう手遅れですから、得なものだけ頑張って不得意の部分はそれが得意な方にお願いする方向で調整しましょう。


以前売っていたものが海外から問い合わせがあった時、「オーケーわかった、そっちがジャパニーズスピーカー連れてこい」というスタイルで突っ切ったんですが、結局海外相手にする時もそれが一番良策だったらしい。
なんでもお客にあわせたら、死にます。
死ぬために商売始めたわけじゃないのに、みんな死んでいきます。

こちらがこえなくてはいけない壁があるとしても、そちらも越えてきてもらわないといけないのです。

ここから先は

0字

¥ 180

つよく生きていきたい。