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コンセントプレートと貼る壁紙と照明

賃貸インテリアを大きく変えるのは、家具ではなくてこの3つじゃないかと思っている。

コンセントプレート(コンセントパネル)とは、コンセントの枠の事で、プラスドライバーひとつで簡単に取り換えられる。

手作り作家さんも多いので、クリーマやミンネみたいなところを探すのもあり。どこかの小さい木工工房が出品していたり、陶器の工房が出している場合もあって、なかなかよいものがある。

なにより、安くて邪魔にならず、取りつけも簡単で、それでいて部屋の変化が大きいのです。
うちは、玄関の照明スイッチはかなり大きい円形の陶製コンセントパネルにしてとても気に入ってる。これが手垢まみれの黄ばんだプラスチックだったら、がっかり度がすごい。


もっと広い面積を攻めたい場合は、はがせる壁紙。
使えるか見極めが必要だし、貼る作業はそれほど簡単じゃないけど、家具よりも大きく空間を変えられて、しかも場所は取らない。壁だし。

柄あわせがむずかしいけど、狭い範囲なら柄もすごくいい。


押入れに貼ったりしているけれど、玄関だけとか、アクセントウォールとしてドアなどに貼ろうと思っている。



そして、照明。
これは、凝れば凝るほどお金もかかるんだけど(20万円くらいするデザイナーズ照明器具とかいっぱいある)、なんとなく天井についている照明のみで考えるのはやめた方がいいです。

色味や光量が変えられるくらいの機能は欲しいし、なにかちょっとデザイン性があるほうがいい。つるんとシンプルは、貧相で殺風景になりがち…。

もちろん間接照明もあった方がいいんだけど、そこは家具と相談しないといけないので、順次という感じはある。

引っ越し時に買ったフロアライトは、「イベント出店時に使えるかどうか」という視点で選んだので、部屋の完成度というといまいちで、またどうにか変えていくような気がしている。

特に部屋の「空間」に意識が向くようになって、見えるものが全く変わってきた。
物起点じゃなくて空間起点で考えるようになって、大きく変わった。という事をこのところよく書いている。

インテリア選びも家具選びも重要ではあるけど、もっと空間そのものを考える必要があった。
その時に、壁の様子=壁紙やコンセントプレートと、光の状態=照明はとてもとても重要で、なのにあまり質量を持たない存在で扱いやすい。

ついでに空間を制するという意味では、空調も関係するので、エアコンの補助としてサーキュレーターも必須。

なんやかんや言ってミニマリストたちも、ものを見ている。
物起点で考えていて、ものを紹介している。

空間や動線は、見えないので紹介しにくいし、そういうのは金にならないからみんながスルーしてしまう。
あるいは、本当に何千万円と積まないと手に入らない。家を買うとか、庭を作るとか、そういう世界になってしまうから、名建築見学みたいな感じで自分とは離れたものとして鑑賞するみたいな立ち位置になってしまう事も多い。

でも、我々は生きているだけで空間を感じている。
今も、空間が自分の周りにある。
常に。どこでも。

物起点で考えると見えないものが、空間起点で考えると見えるようになる。
その時に、空間を仕切るもの=壁への簡単なアプローチとして、コンセントプレートや貼ってはがせる壁紙などは、家具以上の力を発揮してくれるアイテムだと思います。

つよく生きていきたい。