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視界を拡げると空間も広がる

こんにちは。

西村侑花です。

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イギリスで出会った住宅から思ったことです。


土地の高いロンドン市内は

100年も200年も経っている建物を

内装だけフルリノベーションした

アパートメントが多くって


それはそれは、隣の家同士が

全く違う間取りだったり

内装だったりします。


たまたま、

ロンドンに住む友人宅に遊びに行った時のこと、

雨漏れによる樋の工事中で、

クレームを言っていた彼女に

工事の人が説明のため

上下、隣人のお宅を通って

(わたしもついでに)のぞかせていただいたのですが、

同じような広さの中で

全く違う動線、

全く違うインテリア空間だったことに

驚きながら見ていったのを覚えています。


ご自分の家をとても慈しんでいて、

実際に(エリアにもよるそうだけど、)

夕方はカーテンをあえて開けておく

という選択をしているお宅も

多くみかけます。


温かい光のもれる空間の中で、

それぞれのお好みで飾った家の中の様子が

ほんのりと見える風景って素敵です。


もちろんプライバシーは大切ですし、

家の建ち方や

通りとの関係性も違うかもしれないけれど、


外から見えないように

という機能を優先して、

ミラーカーテンや

地厚なレースを要望されることが少なくない日本とは

根本的に考え方が

違うのかもしないと思ってしまいます。


外からの視線をシャットアウトしようと思うと

多くは内からの視線もシャットアウトされていく。


最近は、ウッドデッキやバルコニーを

リビングルームから繋げている家も多いですが、

それって、視覚的な効果も期待出来るので

リビングを広く感じさせてくれるのです。


面積もそうだけど、視覚的な効果がすごく大きいんです。


レースなどの透ける素材を通しての視線の抜けは、

その窓の向こうにある景色を

自分の住まいの中に借景として取りこんでいく効果があります。


もちろん、通りに面した窓が掃き出しの大きなものだったり

そこが唯一の窓だったりしたら、

気になってしまいますよね。

そこは、建築側の方で考えて建てないといけないなーと

自戒も込めて思いますが…


例えば

窓の外のほんの少し先の空間に、

視点を置いておけたなら

あなたの住まいの空間が感覚的に拡がります。


視点を窓の外におく。

置けるなら観葉植物があるのも効果的です。


視線を抜くのと合わせて、

視点を止める場所をつくってあげる。

フォーカルポイント。

(これについてはまた別の機会でかかせていただきます。)


あなたが今いるお部屋にもし

閉塞感を感じていたら、

外との景色をシャットアウトしないで

外と繋がる意識を持ってみてくださいね。


本日もお読みいただきましてありがとうございました。

どうか良い一日を!












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