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「愛している」ことと「伝える」ことと「伝わる」ことと

子どもには幸せになってほしいし、自分を大事にしてほしい。そんな思いはあるけれど、どうしたら・・?という方法はよくわからない。そんな時に、この著者の方の本が面白いよ、と教えてもらって読んだのがこちら。

『世界に通用する子どもの育て方』松浦亜里 著

これはポジティブ心理学をベースにした子育ての本。子どもが大きくなるにつれて、親子の関わり方も変わってくるから、折に触れて読み返したくなって、今回は図書館で借りたけど買おうかなと思った。

「心の健康」「身体的健康」「社会的健康」がバランス良く満たされていれば子どもは自然と成長していくし幸せになるとのこと。ふむふむ。報酬で釣るのは良くなかったり、結果よりもプロセスを褒めるのが良いということだったり、海外の研究結果をもとに紹介されているので納得しやすいし、何よりこの著者の方がご自身の子育てて実践して変化を実感した話が入っているので「あ!こんなシーン出てきそうだ!」と思いながら読めたのが良かった。

今回メモしたのはこちらのあたり。(引用というより要約しているのでもしかしたら意味が少し変わっていたらごめんなさい^^;)


・幸せな子どもは心の健康、身体的健康、社会的健康がバランス良く満たされている。
(社会的健康=よい対人関係を持っていること、やりがいのある仕事を持っていること)
・AIに取って代わられない仕事=人間にしかできないこと、創造性や人間味、温かさや思いやりが必要な仕事
・仕事というのは、どこかの会社に入って「就く」というものではなく、自分で「つくり出す」という要素が大きくなる
・関係性(人とよい関係を持つ)、自己効力感(やればできると思える)、自律性(自分で選び決定できる) の3つの基本的欲求が満たされた子どもは幸せに育つ
・子どもにとって「愛されている」と感じるだけでは不十分、その愛が「無条件」と感じられなくては、いつまでも不安がつきまとう。
・関係性の欲求が満たされるには、子どもを愛しているだけでは不十分。
 親が子どもを愛しているかどうかということより、その愛が伝わっているかどうかが大事。
・「子どもを愛していること」「子どもに愛を伝えること」「子どもが愛されていると感じること」これらは似たように見えて別物。


特に、一番最後のメモは親子関係だけではなくてパートナーとのやり取りとか友人とのやり取りとか人間関係すべてに関わってくるよなぁ・・と。「伝えているか?」「伝わっているか?」気にしていきたいな。

#読書 #子育て

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