見出し画像

コテンラジオが面白いのと知識の精度の話

最近、Podcastを開いては気になる配信を聴いている。ニュース、英会話、若者トーク、ワーママなどなど番組を探し始めるといろんな番組があることに気づく。

名前を知りながらも聴いたことがなかったのが「コテンラジオ」。「古典って教養として知っておきたいけれど、難しそう」そんな自分にも、パーソナリティの方々が「当時の◯◯は現代の△△で〜」とわかりやすい例えを出してくれるので、親しみやすくて面白い。

中国の教育、イスラームの教育など最近の配信は「教育」がテーマでどんどん聴きたくなってくる。

コテンラジオを聴きながら思い出したのは
『センスは知識から始まる』という本。

くまモンなどを生み出したクリエイティブディレクターの水野学さんが「センスとは、数値化できない事象を最適化すること」と定義しセンスの身につけ方を書いている本。その中にこんな記載がある。

僕はまた、このところ折に触れて「精度の時代だ」という発言をしています。制度とは言葉を変えればクオリティのこと。どんなものでも、クオリティが高くなければ選ばれない時代が来ていると感じます。
たとえば福澤諭吉について三人の人が肯定的な評価をしたとします。
Aさんは「福澤諭吉って、スゴイよね」と言います。
Bさんは「福澤諭吉って慶應義塾大学をつくった人で、スゴイよね」と言います。
Cさんは「福澤諭吉は『日本を変えてやる』と中岡慎太郎たちが騒いでいた頃、『次の時代には学問というものが必要になるだろう』と考えて慶應義塾大学をつくったところがスゴイよね」と言います。
三人の意見は同じですが、その信用度とクオリティは格段に違います。彼らは自分の意見を述べていますが、その意見は「福澤諭吉についての知識」という土台からなる知識です。センスのある発言をするには、正確でハイクオリティな「精度の高い知識」が欠かせないということです。

「スゴイよね」のどこがすごいのか、コテンラジオを聞いているとパーソナリティの方々からポンポン話が広がる様子に、まさしくこれが「精度の高い知識」というものか〜!とひしひしと感じる。まずは楽しんで聞くところから、少しずつ知識を増やしていこう。

もしサポートいただけるなら・・いただいたサポートは本やコーヒー代として次の創作のきっかけとして使わせていただきます😊