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ショコラを求めて片道2640円

4月初め、ここ半年の激務の労いと昇進した自分へのご褒美としてお出かけしてきました。
色々やりたいこと行きたいこと…時勢も踏まえやれる範囲をと思いつつ、ふと見つけた美術館にしか置いてない美しきショコラ。

日本画モチーフにしたショコラ。
ショコラティエは美術館専属らしい。
どういうこと??みたい!!ほしい!!

ということで行ってきました!!!

岡田美術館!!

新宿からロマンスカーに乗り、箱根湯本からさらに登山電車で乗り継ぎ小涌谷にある美術館。

コロナ対策としてひとりで早朝から出かけてきました。人いなかった。さみし。

陶磁器や仏画、浮世絵などを扱った美術館で、訪れた時はちょうど日本画展が開催されており、美人画や葛飾北斎の作品など色々観れちゃう。めっちゃ綺麗。わくわく。

んが、

ここめちゃくちゃ入館厳しくてですねぇ。

基本スマホ、カメラ持ち込み厳禁。
入り口にあるロッカーに禁止物を預け、空港並みの手荷物検査と金属探知機のゲートを潜ってやっとこ入館できるのです。

説明を受けて、ロッカーにスマホを預けるわたし。

「お荷物検査します。通信機器はないですか?」
「さっきスマホ預けたので大丈夫です〜」

ゲートを笑顔で潜るわたし。

キンコーーン

ひやぁ〜〜〜!!

人のいないエントランスに響く音。


緊張が走るわたし。


「通信機器、大きめのが入ってるんですけど…」



なんだ…?
わたしの知らない何かがカバンにあるの?こわ…

と画面を見せてもらったら、引っかかってたのは

Switch

まじか!!

確かにWi-Fi通信して友達の島とか行けるけどさぁ!
これもアウトなんですか!!

アウトらしいです。
通信できる機械はとにかくアウトらしい。

「やだ〜〜ゲーム機ですねゲーム。すみませんすみませんダメか〜〜」とかなんとか己の羞恥をドジっ子気取って紛らわしてみたけど受付のお姉さん達の目は見れませんでした。うぅ…。

日本でも希少な展示物を扱う私設美術館。
さすがのセキュリティだわ…。かなし。

そんなこんなありつつも、
とても美しい太古の食器類やどデカい絵巻物、金屏風、美人画の数々、北斎の芸術、現代作家の作品などを鑑賞してきました。美しい…素敵…と声が漏れてました。
春画はレンタルビデオ店のカーテン奥みたいな雰囲気で行く勇気はなかったです。


芸術に触れるというのは良いなぁ。

と、一通り見て回りエントランスに戻るとこじんまりと物販的なスペースが。

お目当てのアレです。

ひゃー!

日本画をモチーフにしたデザインショコラ!
なんと作ってるのは美術館専属のショコラティエ三浦直樹さんという方。ドラマ失恋ショコラティエの監修もなされたとか。

この方のチョコレートショップとか無く、美術館でしか売ってないそうな…びっくり。

わたしは「若沖・孔雀鳳凰」を購入。
これ5個入り2000円以上します。ひぃお高い…。

(北斎の浮世絵モチーフの「波と富士」が欲しかったのですが4個入り5000円近くてひよってワンランク下を買った。)

お味は栗や小豆等和のテイストと洋風のフレーバーを掛け合わせた物が多くて、個人的にココナッツ×パッションフルーツとクリームチーズ×あずきが好みでした。秒で食べた。踊るうまさ。

食べちゃうんだけど、ずぅっと眺めていたいくらい美しいチョコレートでした。頑張ってきて良かった。どうやって作ってるのかとても興味が湧きます…。

チョコレート大好き人間なのだけど、たまにはこうやって見たことない好きなものを発見しにゆくのもいいですね。

冒険した感。

お目当てのチョコレートを買って移動し新宿に戻ってシン・エヴァ観て帰りました。


食べ歩きもしなかったし
大浴場にも足湯にも行かなかった。




けど、非日常を味わえて良かった。
ひとり旅したい夢を実現できてよかった。
(あと今時期じゃないと観光客沢山の中ひとりは寂しいからちょうど良かったかも。寂しがり)

まじで誰もいない。
貸切か。

気持ちの良い緑。
癒される。

また日常生活をより気をつけなくてはならなくなってきましたね。しばらく遠出は我慢。

今度は都内のショコラを探求しに行こうかな。

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