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変数=データの入れ物 | センス良くつくるコツ

こんにちは、Yuukaです。

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こんにちは。Yuukaと申します。

・2022年4月より、パパ&ママ世代とその子どもたち(主に小学生)向けのプログラミング教室を開催中
・ラジオ「耳で学ぶプログラミング入門」で、プログラミングの考え方やマインドを発信中
・大学講師(コンピューターサイエンス,数学)

Yuukaのプロフィール

今日はプログラミングをするのに、欠かせない

変数(variable)

について考えてみましょう。

変数とは入れ物(箱)

英語では、variableと言います。
直訳すると、変化しやすい、変えられる、可変的な
ですが、その名の通り、

中身を何度でも変えてしまってよい箱です。

たとえば、コンピュータを相手にジャンケンするゲームを考えてみましょう。
人間が出した手(グー、チョキ、パー)とコンピュータがえらんだ手(グー、チョキ、パー)が必要です。

2つの手を保存しておかないと、どっちが勝ったかコンピュータは判断できません。このときに使うのが変数という入れ物です。

少なくとも人間の手、コンピュータの手を表す2つの変数が必要です。

一回で勝負が決まるならいいですが、もし、何度もあいこが続いてしまうことも考えてみましょう。

このとき、2つの変数の中身は、ジャンケンをするたびに、中身がかわります。

ジャンケンをするたびに変数をつくる必要はありません。

変数は、中身を何度でも変えてしまってよい箱なのです。

変数の名前はラベル

段ボール箱に何かを収納するとき、
何が入ってるかすぐにわかるようにラベルシールを貼ったり、
直接ペンで段ボールの見える場所に書きます。

これと同じように変数という箱にも名前が必要です。
名前というよりラベル、タグといったほうがわかりやすいかもしれません。

変数名(ラベル)は中身に合ったものにする

では、具体的にどんな名前をつければいいでしょうか。

引き続き、ジャンケンゲームを考えてみましょう。

少なくとも2つの変数が必要と先述しました。
では、どんな名前(ラベル)がいいでしょうか。

たとえば、アルファベットのA,Bと名前をつけてみましょう。
コンピュータは変数の名前がわかりやすいかどうかは気にしないので、
プログラムとしては問題ありません。

しかし、人間がプログラムを読んだとき、A,Bでは何を表しているのかわかりませんよね。

一方、handとhand_comとしたらどうでしょう。
comはコンピュータの3文字なので、
handが人間の手で、
hand_comはコンピュータがえらんだ手となんとなく予想できますよね。

このように、わかりやすい変数名にすると、
第三者に見やすくなりますし、
あとから自分が見直してもわかりやすいプログラムになります。

用意する箱は、必要最小限に

「段取り力」を育むプログラミングでお話したように、
事前に変数が、どれだけ必要か見積りましょう。

というのも、変数を必要以上に定義してしまうことは、ミスやバグの発生の原因になってしまいます。

たとえば、家の収納でも、どこに何が入っているかわからなくなってしまうと、必要なものをすぐに見つけることができませんよね。
あるものなのに、新しく買ってしまったり、無駄なことをしてしまうおそれがあります。

プログラミングにおける変数についても、収納術と全く同じことがいえます。
複雑なプログラムになればなるほど、用意する変数の数は増えますので、
段取りをして、変数ごとに役割(何を入れるか)を決めておくことがポイントです。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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