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コンピュータは知っている | 真実はいつも一つ

こちらの記事は、音声配信もしております。合わせてお聞きください🎵

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こんにちは。Yuukaと申します。

・2022年4月より、パパ&ママ世代とその子どもたち(主に小学生)向けのプログラミング教室を開催中
・ラジオ「耳で学ぶプログラミング入門」で、プログラミングの考え方やマインドを発信中
・大学講師(コンピューターサイエンス,数学)

Yuukaのプロフィール

今日も前回に引き続きプログラミングの基本的な考え方:

True / False

です。


True(正しい、真)、False(誤り、偽)を判断することは
コンピュータは大得意です。

この性質を利用したのが、プログラミングの3つの基本ルールのひとつ:
条件わけです

プログラミングの3つの基本ルール

こちらの記事もご参考にどうぞ:

Google Colabを使ってコンピュータに質問してみよう!


google検索で、「google Colab」とすると、以下のような画面が出ます。

Google Colab

ファイル→ノートブックを新規作成
としましょう。

実際に質問してみよう

次の4つの質問を考えてみましょう。

・1は0以上の数字である
・「hello」は文字である
・13223は1889で割り切れる(余りゼロ)
・0.1は0と1の間の数字である

質問の内容が真だと、Trueが返ってくる


では次に、わざと間違っている質問をしてみましょう。

・1は0より小さい数字である
・「hello」は数字である
・13223は1889で割り切れない(余りゼロではない)
・0.1は1より大きい数字である

質問の内容が偽だと、Falseが返ってくる

コンピュータはTrue/Falseを使って条件わけをする

上のようにコンピュータが判断したTrue/Falseによって、
実行する処理を変えることができます。

これを条件わけといいます。

例えば、コンピュータと人間がジャンケンするゲームを考えてみましょう。

動物ジャンケンゲーム

コンピュータが1をえらんだときはグー(はりねずみ)
コンピュータが2をえらんだときはチョキ(うさぎの耳)
コンピュータが3をえらんだときはパー(ちょうちょの羽)

としましょう。
今回は、簡単にするため、人間は自分の手で行います。

コンピュータはランダムに数をえらぶことも得意

「hand_comp」という変数にコンピュータが選んだ1から3の数を入れましょう。

変数についてはこちら:

「もし~だったら」は、Trueのときしか実行しない

コンピュータが1をえらんだときはグー

hand_compは1である
この質問に対して、Trueの場合、
上の図のように、「グー」と表示します。

Falseの場合は、「グー」と表示しません。

「でなければ〜」はFalseのときしか実行しない

では、Trueのときしか実行できないのでしょうか?

Falseの場合も実行させることができます。

コンピュータが2をえらんだときはチョキ

上の図のように、「でなければ〜」
というのは

hand_compは1である
という質問にFalseの場合のみ実行します。

そしてさらに、Falseのうち、
hand_compは2である
という質問にTrueの場合のみ、
上の図のように、「チョキ」と表示します。

Falseの場合は、「パー」と表示します。

このように、
True / Falseを使い分けて、
グー・チョキ・パーの3通りが実行できるということです。

では、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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