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自分の「愛着スタイル」を知るってデカい

自分の「愛着スタイル」を知るって
デカいなぁ、、と思った話です。

私には前々から 

□  人と居るとどうしても気を使ってしまう
リラックスできない
□  ボロボロになるまでがんばり過ぎてしまう
□  自分の幸せのために生きられない

というような悩みがあります。

いっつも悩んでる訳じゃなくて、
体調も良くて色んな事が出来る時は

幸福に過ごせるんだけど

体調が悪かったり
不安になったり
やろうと思ってた事も全然うまくいってない、

みたいな感じになると

そんな自分に焦りを感じて
ネガティブモードに入りやすくなります。

で、「こんな自分ならいい」っていう
条件も

なかなか厳しめなので
(厳しめだという自覚もなかったけど)

結構日々、がんばらないと
幸福には過ごせない感じでした。

そういう自分のしんどさに
ぶち当たるたび、

私は解決に向けて
本を読むタイプで。

今まで本を読んで来た経験から

私のしんどさって

□ 自己肯定感が低いとか

□「成果」で自信つけてるからとか

□ 毒親育ちっぽいからとか。

色々原因を感じてきたけど


昨日読んだ本で
「愛着スタイル」の事を知ったとき、

今までの発見以上に
『あ、そっかーーー!』って

自分の言動が
「そのせいだな」って

すごく納得したんです。

そもそも
「愛着スタイル」には3パターンあります。

〇安定型
〇不安型
〇回避型

ざっくり言うと

〇安定型 は
「幼い頃、養育者(母親的役割のひと)が
自分が求めた時に愛情を提供してくれる」という育ち方をしたひと

〇不安型 は
「養育者が、自分の求めた時に
温かく助けてくれることもあれば
冷たく突き放されることもある」
という環境で育ったひと

〇回避型 は
「養育者が居ない、または居ても
あまり気にかけられず、情緒的やりとりが
ほとんどない」環境で育ったひと

それぞれの育ち方の結果
どうなるかというと

〇安定型は
安定的なつながりによって
「困ったり、外で何か失敗しても助けて
もらえる」という感覚をもつ

〇不安型は
養育者の不安定さによって
「常に相手の顔色を窺わなければならない」
という感覚が育ち、

大人になってからも
「自分が怒らせたのでは」
「失望させたのでは」と
対人関係を不安ベースで捉える

〇回避型は
「他人に助けを求める」という習慣がないのが
特徴で

「助けを求める」という発想が
仮にあったとしても

どうせうまくいかない、という
諦めの方が圧倒的に強い。


「愛着スタイル」は
どんな育ち方をしたかで決まりますが

その後変えていくことが出来ます。

不安型・回避型の人が
安定型の愛着スタイルに

変わっていくことができます。

カウンセリングを受けるのもありだけど
治療者によって

愛着スタイルをそこまで
重要視しないひとも居るそうで。

心療内科医、水島広子さんの本には

不安定な愛着スタイルを癒すためには

無神経な治療者と接するくらいなら、

「安定型」の愛着スタイルをもった
一般の人と接する方が
ずっとプラスになります

『「毒親」の正体』水島広子 新潮文庫 2018

と書いてあります。


ここまで見てきて分かったのが

私自身がめちゃめちゃ
「不安型」の愛着スタイルだということ。

で、私の周りには
「安定型」のひとが少ない

ということでした。

自分も周りの顔色を窺うし、

周りの人も
どちらかというと

「自分がどう見られるか」
「これでいいのか」を
繊細に気にしているタイプ。

・・だからこそ

「自分はこれでいいのかな」

「あ、あなたはこれでいいんだよ」
(と、伝えたけど
承認ポイントこれで大丈夫だったかな?)

などと

振り返ってみると
本当に疲れる気の使い合いを
してきました。

「不安型」のひとは

不適切な関わり方をする人をみたときに、
それを
□ 自分のせいかもしれない
□ また嫌われてしまった
□ 機嫌を取らなければ と思います。
(私、めっちゃそうです)
 
一方「安定型」のひとはそれを
「あの人には何か問題がある」という風に
みます。

↑こういうことを知った時に
思うのが

「不安型」のひとって

自分が不安な時
暴言を吐いたり、暴力をふるったりして
威圧すれば

周りは言う事を聴く、って

ホントに信じて
やっているんだと思います。

しかし「安定型」の人からすると

それは
「問題がある人」としてしか伝わりません。

つまり不安型の人が望むような
”もっと自分に配慮してくれ!”という
メッセージは

不安型のひとにしか
届かないのです。

そういう
「安定型」の人間関係では

成立し得ないものが

「不安型」のみの人間関係では
成り立ってしまう。

”もっと配慮しろ!
お前のせいだ”

”私がダメだったから‥”

私はそういう家庭で育ち、

それをその後の人間関係にも
反映させて生きてきたんだなぁって

実感しました。

私の周りには
「不安型」の人が多い

という風に書きましたが

コロナを経て、また
私のパニック発症もあり

一段と交友関係は狭まり(苦笑)

今現在触れ合う人には
「安定型」の方が
多いなという印象です。

ただ、
自分の愛着スタイルについて知らなければ

私は「安定型」のひとと一緒に居ても

なかなか自分を癒し切れずにいたんじゃないかと思います。

愛着スタイルについては

前も本で読んだことがあったんですけど
今回はやけに、
ヒットしました。

以上
こちらの本を読んでの感想でした。

水島広子さん 『毒親の正体』


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