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岡田有希子「恋人たちのカレンダー」(1985)

昨日、4月8日は何の日だったかご存じでしょうか? 「佳桜忌(けいおうき)」…といっても殆ど誰も知らないと思うのですが、岡田有希子の命日でした。あれからもう35年が経ったんですね…(ユッコの本名、佳代と桜が満開になる時期から佳桜忌と呼ばれるようになりました)。

私は当時高校3年生、その日は入学式で在校生は休日でした。私はユッコのファンクラブに入っていた程の、デビュー以来のファンだったのです。ですからそれ以来、YouTubeが世に出てくるまで、彼女の音楽は一切聞くことが出来ませんでした。

今の若い世代の方々は、リアルタイムのユッコを知ることはないと思うのですが、そういった世代の方々でもユッコのファンがいるようですね。こうした時代だからこそ、ユッコの音楽はもっと評価されてもいいのではと思ってます。

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「リトル・プリンセス」・・・、曲を聴いて頂ければお分かりのとおり、曲調はドリーミーなアメリカン・ポップス。もちろん作者は竹内まりやさん。歌うは岡田有希子です。個人的には岡田有希子×竹内まりやのコンビは、アイドル至上、最高の組み合わせであると信じております。まりやさんも最近セルフカバーしました。

ちなみにこのコンビによる楽曲は11曲。このうち私が大好きな楽曲が「恋人たちのカレンダー」という楽曲。シングル「哀しい予感」のB面でしたが、当時からの私のお気に入りです。この「恋人たちのカレンダー」って、恐らく一般的にはまったく知られていない楽曲かもしれませんね。でも実にいいんです! 
アレンジはかなりアダルトな感じで、イントロのアコギなんか、かなり好みです。ドラムリズムはスネアではなくバスドラで刻み、マリンバ・・・でしょうか、それがちょっとカリプソ・ムードを漂わせ、なんとなく夜風に吹かれて、じっくり聴いていたい曲に仕上がってます。アレンジは松任谷正隆さんですね。
そして最大のポイントはユッコの歌唱力。裏声を巧みに駆使した実に愛らしい歌い方、また英語の発音も素晴らしい。表現力も豊かですね。

この曲を聴きながら、ユッコを偲びたいと思います。

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