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QUEEN「Works」(1984)

私が大好きなクィーン。昨日は映画「ボヘミアン・ラプソディ」が日テレで放送されてましたね。もちろん映画でしっかり観てましたが、ついつい、また見てしまいましたが、やっぱり最後のライヴ・エイドの完コピの演奏シーン、そしてエンディングの「Don't Stop Me Now」、いいですね~。明日はBS日テレで完全版が放送されるらしい。録画しておかないと…。

正直、私の中ではクィーンはアルバム「The Game」で終わってます。80年代以降の、「Under Pressure」以降のクィーンはあまり聴き込んでいません。やっぱりロックするクィーンが大好きで、そういった意味では当時「Radio Ga Ga」の音楽はショックでした…(それ以前に「Hot Space」にはガッカリした記憶が)。でも映画「ボヘミアン・ラプソディ」での「Radio Ga Ga」の演奏シーンは良かった…。

ということで「Radio Ga Ga」を含む本作をご紹介しておきます。やっぱりアルバムとしてのクオリティはまだまだ高いですね。

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本作ではブライアン・メイがロックしている楽曲を提供。昔っからブライアンの作る楽曲はカッコいいんですよね。ただブライアンの楽曲が2曲しかないところに、この時代背景を感じさせます。
まずは名曲⑧「Hammer To Fall」。これは映画「ボヘミアン・ラプソディ」のエンディング、ライヴエイドのコンサートでも演奏された1曲。主役フレディを演じたラミ・マレックもこの曲が一番好きだそうです。
スタジオバージョンはちょっとテンポを落としたアレンジをしています。やっぱりこの曲はライヴバージョンが一番映えるでしょうね。歌詞もアレンジもすべてがカッコイイ。本人のバージョンをアップしておきます。やっぱりクィーンの演奏力って凄いですね。あとこれを見るにつけ、映画でのラミ・マレックの怪演が思い浮かびます。

ブライアン・メイのもう1曲の作品が②「Tear It Up」。超ファンクでありながら、ロックしているナンバー。バックのドラムの音なんかは、80年代のアレンジっぽい。

フレディが作るバラードも健在。美しい③「It's A Hard Life」。どことなく「Bohemian Rhapsody」のバラードパートを連想させるナンバーです。この曲のPVはフレディの趣味を強烈に反映させたものですね。ロジャーなんかは酷い衣装を着させられて、どう思っていたのでしょうかね。ここでは素敵なライブをアップしておきます。

ベースのジョン・ディーコン。人間的には一番好きなタイプです(笑)。映画では中途半端な役回りを演じられてましたが、クィーンは彼がいたから纏まっていたような気がします。ジョンといえばクィーンの中でも一番ファンクナンバーを書く方。寡作な方ですが、本作でも1曲提供。それが⑥「I Want to Break Free」。この曲のPV、残念ながらクィーン史上最悪なPVと個人的には思っているんですが…。映画でもこのシーンってあったような記憶が。

フレディ作の⑦「Keep Passing the Open Windows」は、どことなくジョー・ジャクソンの「Steppin' Out」を連想させます。ブライアンのギターとか、コーラス、曲の展開はクィーンそのものですが。80年代のクィーンサウンドという感じがします。

あまり私の好きな曲でなかった①「Radio Ga Ga」を。しかもこの曲、メンバー中、一番のロックンローラーだったロジャーの作品なんですよね。ホント当時はガッカリしたものです。スタジオバージョンはつまらないので、やっぱりライブエイドのバージョンを。
タンクトップにジーパンって、今なら余程のことがないとステージ衣装で着ないですよね(笑)。それがフレディが着るとサマになる。やっぱりフレディって最高のエンターテイナーでした。

アップしたライブエイドの映像…、やっぱりクィーンって素晴らしいバンドだったと改めて思います。楽曲はもちろん、その再現力、つまり演奏力やコーラスワークなんかも、どのバンドの追随を許さないものがありました。そしたバンドの要のフレディのステージアクション、まさにライブならではのグルーヴを喚起させる力強いステージアクションでした。最後に映画で、初めて本物のクィーンが登場したエンディングトラックの「Don't Stop Me Now」をどうぞ。



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