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音楽の杜がおススメする70年代洋楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする洋楽アルバム集
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#カーペンターズ

Carpenters「Close To You」(1970)

早いもので今年ももう1か月が過ぎてしまいました。今年はもう少しゴルフがうまくなりたいと思っているのですが、あまり進展しないですね~。人生もゴルフも思い通りにはいきません(笑)。 さて、私の大好きなカーペンターズ。この「Close To You」、カーペンターズのセカンドアルバムで、全米No.1に輝いた大ヒットアルバムです。 ひょっとしたらこのアルバムがカーペンターズのなかでも自身、一番好きなアルバムではないかと思っています。 このアルバムではリチャードがアレンジした難易度

Carpenters「Carpenters」(1971)

カーペンターズ・サウンドが確立された3rdアルバム そろそろ鬱陶しい梅雨の季節ですね…。そんなことから雨をテーマとした曲を思い浮かべていたのですが、オールディーズではカスケーズ「悲しき雨音」、CCR「雨をみたかい」、ビートルズ「レイン」辺りが有名でしょうか? でも私が真っ先に思い浮かんだのの「雨の日と月曜日は」ですね…。 その「Rainydays and Mondays」がトップに収録されたアルバムが、1971年に発表された彼等のサードアルバム「Carpenters」です。

Carpenters「A Song for You」(1972)

何かあると聞き返してしまうアーチストの一組にカーペンターズがいます。完璧なまでのアレンジ、楽曲、そしてカレンの素晴らしいヴォーカル。艶やかなアルト・ヴォイスは心落ち着かせる安定感があります。 そんな彼らの1972年発表の4枚目。次作「Now&Then」に負けず劣らず、素晴らしいアルバムです。ジャケットも愛らしいですね。本作がカーペンターズのアルバムの中で一番好きだ…という方も多いのではないでしょうか? もう①~⑤まで一部の隙もないくらい素晴らしいポップスが続きます。 ①「

キャンディーズ「ふたりのラブソング」~Steve Eaton「Hey Mr. Dreamer」(1974)

先日キャンディーズの洋楽カバーで少し盛り上がったので、もう1曲、洋楽、カーペンターズのカバーで私の大好きな曲をアップ致します。その曲とはカーペンターズの8枚目のアルバム「Passage」に収録された「All You Get from Love Is a Love Song」。邦題「ふたりのラブソング」。 キャンディーズ、特にミキちゃんが洋楽ファンであることは有名な話で、キャンディーズのオリジナルアルバムでも、結構洋楽カバーありますね。この曲は1977年9月21日、15枚目シ

Carpenters「Horizon」(1975)

カーペンターズ6枚目のアルバム。 前作「Now&Then」が素晴らしいコンセプトアルバムでしたので、多少の気負いやプレッシャーが彼等にあったのかもしれません。その物憂げなジャケット(特にカレンの表情)から連想されるように、彼等にとっては衰退期の始まりとなったアルバムです。 ただしそれぞれの楽曲は素晴らしく、やはりカーペンターズのアルバムらしく、じっくり聴いていきたい作品となっております。 小作品①「Aurora」とエンディングの⑩「Eventide」が同一のメロディであるこ

Carpenters「A Kind of Hush」(1976)

4月22日って何の日かご存じでしょうか。A&Mとの契約日ということで「カーペンターズの日」ということらしい。私は数年前にこのことを知りましたが、その日になっても誰も気付かないですよね(苦笑)。こうした商業的な匂いのすることにはついつい胡散臭さを感じてしまうのですが、素直にカーペンターズは大好きです。 昨日は全国的に暑くてお出かけ日和でしたが、こんな日には「A Kind of Hush」のようなきらめくポップスがぴったりですね。 その①「A Kind of Hush」がオー

Carpenters「Passage」(1977)

ポップスが大好きな私は昔からカーペンターズが大好きなのですが、ちょっと敬遠していたアルバムがあります。それが彼等が1977年に発表したアルバム「Passage」です。このアルバム、実験的な楽曲もあったりして、ある意味問題作とも云えます。私の中ではあまり評価が高くないアルバムだったんですが、それでもカレンの歌声を聴くだけで落ち着きますし、このアルバムの中にも数曲、佳曲が収録されております。 この頃のカレンは拒食症を患い、体調は思わしくなかったようです。実際、1975年秋に予定