終わりよければすべて良し
こんばんは、ゆのまると申します。
今日は年度最後の日。そして金曜日と、なんだかとても区切りがいいように感じます。私は明日もお仕事ですが!
新年度、新生活、新入学。日常のいたるところに「新」の文字が躍っていますね。
そして、長年「4月始まり」のサイクルを送ってきたからか、年が変わる年末年始よりも今の時期の方が、「あぁ1年頑張ったなぁ」という気持ちになります。
新しいことが始まる季節。私自身の生活は特に変わる予定がないにも関わらず、なんだか晴れやかな気分。こうして新たな季節を待ちわびれることが、なんだかうれしく思います。
というのも、この時期は例年「春の憂鬱」を感じがちだったんです。実際ほんの少し前まで、花見に浮かれる人々についていけず、ちょっとやさぐれたりもしていました。
そんな私に心境の変化が訪れたのは、いよいよ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の放送開始が迫ってきたり、5月に発売の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の続報が出たり、パートで評価してもらえたことだったり……楽しみなことがやってきたのと、小さいながらも成長を実感できたのがきっかけだと思います。
「心機一転」「新しい私」、そんなきらびやかなフレーズに惑わされないよう、着実に自分の生活を送りながら、少し先の楽しみをつくっておく。変化の多いこの時期を乗り切るためには、そんなことが必要なのかもしれませんね。
そういえば、昔国語の時間に習ったおかげで刷り込まれた「春の憂鬱」。これは、川上弘美さんの『なんとなくな日々』というエッセイ集に収録されているんだそう。
あの頃の私は、春に憂鬱な気分になるということがいまいちピンとこなかったのですが、今ならきっとわかるはず。今度図書館に行った時に、探してみようと思います。
そうそう、それでこの記事のタイトルを「始めよければ……」でなく「終わりよければ……」にした理由なのですが。
今年度を振り返ってみると、すべてが大満足というわけではありません。
失敗してしまったこと、解決を先延ばしにしていること、見て見ぬふりをしていること、たくさんあります。
でも、「今」この時点では。
特に大きな病気もせず、1年間無事に働いて遊んで暮らしてこられた。そして来たる次の季節には、待ち遠しい楽しみもある。
「春の憂鬱」を乗り越えて、穏やかにこの時を過ごせていることが、我ながら去年よりも成長したなぁと感じるわけです。だから、「終わりよければすべて良し」。
明日からの毎日も、私が願うことはただ一つです。夫と共に、穏やかにささやかに暮らしていけますように。不要な荷物は今年度に置いていって、軽やかな新年度を迎えられたらなと思う私なのでした。おしまい。
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