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秋の日

朝寝坊する。

4時に起きたいと思っているのだが連敗中。土日や祝日の朝は目覚ましを止めてまた寝てしまう。二度寝Okな寒い朝にスッと起き上がり、ササッと活動するのはかなり難易度が高い。徳の高い坊さんなら楽勝なんだろうけど。ということで6時半に起きて息子を送り出す。

朝から昨日のカレーを食べさせてもモグモグ食べるのが男の子の良いところ。娘たちならブーブー文句を言う。

妻はまだ寝てる。娘たちも寝かせておこう。

ハッと気付くと息子が登校して1時間が経ってる。朝の時間は光の速さで消えていく。娘たちを起こして支度して登園させる。書くと一言だけど、3歳&6歳に、ご飯を食べさせ着替えを促し髪をまとめて靴を履かせて車に乗せる。この一連の動作にかかる時間と手間とエネルギーよ。くるまに乗せるまでに結構ゲッソリ。徳の高い坊さんとかなら楽勝なんだろうけど。

今日は妻の平日休み。せっかくなので出かけることに。目的地は温泉。久しぶりに二人ででかける。

思いついて紅葉を見つつ九重に寄り道。最高の天気だけど風が強い。登山道を少しだけ登る。降りる途中で、高そうなカメラで紅葉を撮ってたおじさんと同じアングルの写真をパシャリ。人が撮ってたアングルで写真を取りたくなるという欲望にあらがえず。

登山口まで戻ると犬を連れたカップルに写真を頼まれる。自分の姿を取るというボケが危険だということは体験済なのでやらない。「女の人からスマホ受け取るときに犬蹴ってたよ」と妻から言われてびっくり。つま先があたってたらしい。知らなかった。妻には「わざとだよ。」と言って車に乗り込む。

旅館につく。今日は温泉だけ。格式高い良い旅館。妻はここに泊まったらしい。うらやましい。「俺なにしてたの?」妻に聞く。「アメリカで遊んでた。」まじか。うらやましい。

早速お風呂に入る。紅葉した木々。小さな滝と清流。熱い露天風呂。プチ登山の疲労感にお湯が気持ちいい。湯に浸かりながら寝そべる。あまりの心地よさに意識が薄れる。気づくと、一緒のタイミングで入ってきた3人組も大学生ポイ二人組もいなくなってる。15分経ってないと思うけど早風呂だな。「受付に言わないとだめだな。」ってセリフがきこえたような気がしたんだけど何かあったのかな?謎はそのままに広い露天を独り占めする。

ぼーっと意識を緩めていく。紅葉、そら、川の音、ザワザワと風が木の葉を揺らす。ヒラヒラともみじが舞い散る。熱いお湯に浸かったり山の冷気にあたったりを繰り返しながら景色を眺める。そのうちに軽いトランス状態になる。すべてが繋がってるような感覚。空の青さにもいろいろな青があることに気づく。きもちいいな〜。

帰宅途中にカフェに寄る。老舗だが大人気になってて座れず。仕方ないので看板メニューのアップルパイを買う。と、冷蔵してあったパイを受け取る。昔は手作りじゃなかったっけ?これも手作りなのか??お土産ように完璧にパッケージングされたパイ。大量生産ポイ。

家に着いてパイでお茶する。子供らが帰ってきてなんやかんやして、夜はしゃぶしゃぶ作ってビールでしめる。末娘をお風呂に入れるために本日二度目の入浴。

あがって娘を寝かしつけてるうちに意識が飛ぶ。オヤスミなさい。

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