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RIZAPの今後について考えてみました

フィットネス業界は新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、総合型クラブを中心にビジネスモデルの変換を余儀なくされている状況です。

・サービスとマーケティングについて

そんな中で、RIZAPというのはマンツーマントレーニングと徹底した食事管理(糖質カット)を基本サービスとし、「結果にコミット」というキャッチコピーを実現してマーケットから信頼を得ました。その価格はウン十万円ですから驚きです。

しかしながら、マーケティング理論に当て込んでみると精度が高いことが良く分かります。特にブランドステートメントとマーケティングプロセスのSTP設定の質は他社を圧倒していると感じます。*STPはもう古いという論調もありますが・・・

これは優秀なマーケター(企業・人)と契約して開発しているのが見て取れます。昨今はP&G出身者のマーケター「P&Gマフィア」が各社で活躍しているニュースを見る機会も多いです。又、CMO(チーフマーケティングオフィサー)を配置する企業も見られます。*マクドナルドのV字回復は有名です。

・次なるペルソナについて

そんなRIZAPがパーソナルトレーニング・ゴルフ・英語に続く、次なるペルソナのニュースをキャッチしたので、自分なりにnoteにまとめておいて動向を見ていこうと思います。情報源は「BEHIND THE FITNESS」です。

・「ヘルスケア・美容」セグメント
今後成長が見込まれる当社のコア事業として、戦略的投資を集中させるセグメントとなります。従来の「美容・ヘルスケア」の一部企業を他セグメントに再区分いたしました。

上記がRIZAP HDのIR情報「事業セグメントの変更に関するお知らせ」から抜粋した文章です。加えて、BEHIND THE FITNESSの記事によると女性業態の統合がスタートしているようです。又、1~2年程前から生活習慣病を抱える中高齢層向けのサービスも開始しており、BtoBも含めて力を入れていました。

これらを踏まえると次なるペルソナは「女性」「持病持ち中高齢者」と推測されます。その方々の問題をどんな?マーケティングプロセスで解決していくのか?注目です。

・考察

私なりの現時点での考察は「女性」であれば美容を中心にその中の一部に運動があるイメージで考えます。従来のフィットネスやトレーニングからの波及では差別化が難しいと感じます。一方で「持病持ち中高齢者」の健康ニーズは多くの可能性があるとこのコロナ禍だからこそ思っています。

私であれば現事業のオンラインとオフラインのハイブリットサービスを早急に構築するとともに「持病持ち中高齢者」健康ニーズに資源を投入します。一方で美容や女性というのはマーケットが大きい分、競合が多く消耗戦が予想されるのでホドホドにという感じでしょうか?!あくまで派生事業として取り組む。

私はRIZAP肯定派なので頑張ってほしいです。サービス内容や料金についてフィットネス業界では批判も聞こえてきますが、判断するのはマーケットであり、消費者です。この短期間でこれだけの実績を上げるということは業界としても見習うことは多くあると思います。




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