人間的合う/合わない
こんにちは。夕霧です。
noteでは再三書いてきたんですが、私は友達が少ないです。めちゃ少ない。
ただ、それが嫌なわけでも悲しいわけでも寂しいわけでもなく、自らそれを選んでいるだけなんです。
社会人になってから関西に引っ越してきて、地元の数少ない友人達とも離れてしまいました。
たま〜に「友達作ってみようかな」と思うこともあるんですが、やってみていつも感じるのは、「気の合う人と付き合うことが大事」ということ。
直近でもいろいろあったので、ちょっと備忘録としながら、私の対人関係についての考え方や感じ方について書いてみようと思います。
1月某日、私は大阪・梅田へ買い物に出かけていました。
いつも通り、イヤホンをして一人で買い物。人の多い場所や大きな音が苦手なので、イヤホンでそれらを緩和してるんですよね。
で、ルクア大阪のロフトでヘアオイルを吟味していた時に、突然後ろから声をかけられました。
「そのヘアオイルって、流行ってるんですか?」
パッと振り返ってみると、私と同年代のお姉さん2人組。
イヤホンをしていたので、自分に話しかけられているとは気が付かなかったです。
「私も使ったことあるんですけど、使いやすくていいですよ」
そんなふうに返答し、お姉さん達の話を聞いていると、友人の誕生日プレゼントを探しに来たとのこと。
そこから会話が弾み、2人が同じ職場で働く看護師さんであること、うちAさんは少し年上の27歳、Bさんは同い年の23歳であることを知りました。
2人ともよく喋るし、よく笑う。20分かそこらの会話でしたが、その場ではめちゃくちゃ盛り上がりました。
その勢いで、「また話したいから連絡先交換しましょうよ」と、言われるがままにLINEとインスタを交換。
関西が地元の友人はいなかったので、「もしかして友達になれるかも!」と思った私は、この時は単純に嬉しかったのでした。
そして、本当にご飯の約束をして、3人でランチに行くことに。
2人は職場の近くに住んでいるそうで、後日、その辺りでいい感じのカフェに入りました。
1時間半くらいご飯を食べながら話して、その日は終わりましたが、久々に人とご飯を食べたので単に楽しかった記憶。
その時に、Aさんから「今度知り合いの家でさつまいもパーティーするから、夕霧ちゃんも来て!」とお誘いを受けました。
聞いてみると、AさんとBさんが仲良しのNさんというお姉さんがいて、その人はたくさん人を集めて何かするのが好きなんだそう。
Nさんのそのまた知り合いがさつまいも農家をやっているそうで、時季になるとたくさん送られてくるので、みんなでパーティーをしているとのことでした。
そのままの流れで、なんか参加することになりました。
ホームパーティーなんて参加したこともなかったので、10人くらい集まるのかな〜とか思っていたんですが、当日行ってみると、倍の20人くらいいました。
……え、多くね?
さつまいもパーティーの日は、私の知り合いはAさんただ一人。
外面だけは良い私、周りの初対面の方々とも何とか話しつつ、用意してくださっていたさつまいも料理を食べてました。
ただ、他のみなさんは知り合い同士のようで、まじで身内にしか伝わらない会話しか出てこない。
私にとっては知らない人たちばかりだし、会話の中でも知らん人の名前とか出されてもわからんのや。
ちょっと心細いまま、数時間パーティーは続きました。
その中で、「休みの日とか何してるの?」という話題になった時、私にも話を振られました。
私は、「ライブとか美術展とか行ったり、家で過ごしたりしてます。3月末にまたライブに行くので、それを生きる糧にしてて」と回答。
すると、Aさんや周りにいた人達に、「そんな先のこと生きる糧にしてんの〜!?(笑)」と言われてしまいました。
数ヶ月先なんかより、もっと近いところに楽しみ置いとけば?って感じで笑われてしまったのが、なんだかすごく悔しくて、かなしかったな……
私にとっては、ライブは本当に生きる糧で、半年先だろうが一年先だろうが、大好きなアーティストの音楽を生で浴びられるなら、それまで頑張れます。
でも、なんだかその楽しみな気持ちさえも否定されてしまったみたいで、モヤモヤしました。
そこから、私の中で「この人たち、もしかしたら合わないかも」と思うようになってしまい、パーティーもあまり楽しめなくて。
更には、家主であり主催者のNさんは、「私、お金もらってGoogleの口コミ書いてんねん」と言っていまして、私、びっくりしちゃって……。笑
お店や企業からお金をもらって、行ったこともないのに、高評価口コミを書いているらしい。
そういう需要があるのはわかるし、サクラがいることも世の中だからわかるけど、それを堂々と言うんか????すごいな?????
別に仕方ないんだろうけど、それ言っちゃうんだ……と思いました。
もうGoogleの口コミ信じられない。
更に更に、私が夏には地元に帰るという話をすると、「夏にみんなでBBQやるから、それに合わせて帰省の予定立ててね!」と言われ、私、もう帰りたくなりました。
なんで私が貴方たちの予定に合わせなきゃならんのだ???????
誘ってくれることはありがたいのですが、なんというか、その場にいるほぼ全員が、押しが強い。
めちゃくちゃ押しが強いんです。
私は押されると流されやすいタイプなので、断るのに一苦労。
「絶対来てね!」という圧が、なかなかに苦しかったです。
「もし良かったら来て」とか、そんな感じなら「行こうかな」とも思えるんだけどな……
「絶対」って、私にとってはちょっとプレッシャーというか、しんどいと思ってしまったんですよね。
その日の帰り道、1人になった瞬間に、「ああ私、何やってるんだろう」とふと思うと、何故か涙が出てきました。
そのまま、泣きながら家まで帰りました。
ホームパーティーの後に泣きながら帰る女 is 何??????
やはり、私は大人数で集まったり、遊んだりするのが苦手だと、改めて実感しました。
しかし、こんなもんではありません。
後日、Aさんから連絡があったので見てみると、「今週のどこかでラーメン行かない?」との誘いが。
仕事などを理由に一度は断ったものの、別の日程を提示され、結局行くことになりました。
まあ、1対1ならまだマシか。良い人ではあるので、2人で話す分には楽しいんですよね。
そして後日の仕事終わり、家系ラーメンに2人でいきました。
その時にAさんが話していた話も、なかなかパンチがあって。
職場まで自転車で通っているそうなんですが、職場には駐輪場がない。で、Aさんがどこに停めているかと言うと……
「近くにな、マンションが2棟建ってて、その隙間にみんなチャリ停めてんねん。本当はあかんねんで?でもちょっと借りるだけやからいいよな」
……いや、あかんで??????
ダメだとわかってんのに何故停めるんだとしか私は思えませんでした……
私の中で、Aさんの印象がどんどん"そういう人"になっていくのを感じました。
で、その時にまた次の誘いを受けました。
今度は美術館に行こう、という誘いで、Aさんの知り合いにめちゃくちゃ美術が好きな人がいるから、その人と一緒に行こうよ、と。
私気づいちゃったんですけど、対面の誘いってめちゃくちゃ断り辛いね。
「この日は?じゃあこの日は?」ってどんどん日程提示がされるから、断れる隙がないんだと思う。
私は、美術館は基本的に一人で行くのが好きなんですが、やはり流されてしまい、一緒に行くことを了承してしまいました。
この時点で、相当Aさんのことが苦手になってしまった私。多分、元から合わないタイプだったんだろうな……
そして、美術館に行く日がやってきました。
集合時間より少し早めに着いて待っていると、遠くの方から「夕霧ちゃ〜ん!」と私を呼ぶ声が。
目線を向けてみると、Aさんがいました。
が、その後ろに、知らないお姉さんが5人ほどいるのに気が付きました。
……え、誰???????
お姉さん方と合流すると、どうやら今日一緒に美術館に行くメンバーだということが判明。
いや、聞いてないんだけど。
私は、Aさんと、その知り合いの方と、私の3人で行くものだと思っていたので、普通に動揺しました。
初対面のお姉さん5人も一緒なの?
聞いてないよそんな話。
しかも、Aさんの知り合いの美術好きの方は後から来るらしく、その場では合流できませんでした。
というか、最後まで会えずじまいだったんですけどね。何だったんだ。
5人のお姉さんはAさんの知り合いらしく、これまたよく喋る人達で。
私は初対面の人とは基本的に上手いこと話せるタイプではあるので、なんとかなったっちゃなりました。
しかもラッキーだったのは、その日の美術展は激混みで、ほぼほぼ一人で鑑賞できたこと。
待たせないように少し気は配っていましたが、館内に入っちゃったらこっちのもんでした。耐えた。
2時間ほどかけて鑑賞し、美術館を出た後、解散になりました。
が、その時にもパンチ強め会話がもちろんありました。
5人のお姉さん方を、仮にCさん、Dさん、Eさん、Fさん、Gさんとしておきますね。
Aさんは、その日自転車で来ていたそうです。
Aさんと同じ方面に帰る、私と同い年だというCさんは電車で来ていたのですが、Dさんが「Aちゃんの後ろに乗せてってもらえば?」と一言。
Cさんが動揺して、「いや、2人乗りはダメですよ……」と言うと、AさんとDさんが、「ダメちゃうよ。この子、23歳にもなって二人乗りダメってwww」と笑っていました。
……うわー、しんどいな。
Cさんは何も間違ったこと言ってないんだよな。なのに、それがさも可笑しいかのように笑って。
この瞬間、私は「この人たちとは関わらないでおこう」と決めたのでした。
しかし、その次の日にも実は予定が入っていて。
さつまいもパーティー主催者のNさんの友人に、ダンスの先生がいて、たまにみんなでダンスをやっているらしく。
それに呼ばれてしまったので、これまた断りきれずに行ったのでした。
ダンス自体は楽しかったんですが、そこにいた人がこれまた合わないタイプで。
Aさんの知り合いで、エンジニアだというお兄さんがいました。
同じ職種だということもあり、仕事の話などをしていた時に、「残業とかあるの?」と聞かれ、「基本的には定時で帰れますね、忙しい時は残業もありますが」という会話をしました。
そして、ダンスが終わったあと、Aさんから「来月もあるんやけど、この日空いてる?」と聞かれましたが、(何も無いけど)行けないと断りました。
ただ、平日にも集まる予定を作っているらしく、「空いてる日ない?」と聞かれました。
それでも、今回こそは断ろうと、何とか理由を付けて断りました。
これから仕事が忙しくなるから平日は厳しい、と。
すると、そのやり取りを聞いていた先程のエンジニアお兄さん。
「さっき定時で帰れるって言ってたやん。ITはすぐ嘘つくからなー」
……ハイ。これは私の逆鱗に静かに触れてきました。
なんで初対面のお前に嘘つき呼ばわりされなければならない???????
しかも仕事が忙しくなるのは本当だし、平日は何時に帰れるかも微妙だというのに。
顔には出しませんが、流石に頭の中ではキレていました。
しかもこの人、私が「今DB触ってて、毎日SQL書いたりツール作ったりしてるんです」と仕事について話すと、「そんな毎日SQL書くことある?そんな仕事あんの?」とちょっと馬鹿にしたような感じで言ってきたのも許してない。マジで何?
平日はなんとか断ったものの、休日も毎週の日程を提示され、全て「ちょっと無理で……」と断ると、Aさんは「えー!なんで?」と理由を聞いてくる始末。
……なんでもいいじゃん??????????
何も予定ないけど行きたくない時、断るでしょ???
「行きたくありません」って言う方が失礼な気しません?
悪気があるわけではないからそこも苦しいんだけど、「ちょっと行けなくて」と言われたら、私だったらそれ以上は追及しません。
なんか理由があるんだな、って自分を納得させる。
押しが強いのとしつこいので、なんだか体力がなくなってしまいました。
Aさんは、「休日は友達といたい、人と会って体力回復する」と言っていたのですが、私はその真逆。
一人の時間がないと死ぬし、友達に会うのは年1レベルでいい。
毎週会ってたらそれこそ死ぬ。
そして、大人数で集まるのも苦手だし、初対面の人が多い場も苦手。体力が吸い取られていく感覚がするから。
会うなら、2〜3人とか少人数の方が良いです。5人以上とかになってくると、疲れちゃう。
気も遣うし、初対面だと尚更。
私にとっての友人は、たまに連絡を取り合って、年1〜2でご飯に行くくらいの関係性がいい。
高校時代の友人はそんな感じなので、本当にそれくらいの距離感が自分に合ってるんだと思う。
あまりにも押しが強いタイプや、みんなでワイワイしたいタイプの人は、私には合わない。
そのテンションに合わせることはできるから同類に見られやすいのですが、蓋を開けたらただの陰キャです。
だから、友人を作るなら、自分と同じくらいの陰キャがいいな……
気の合う人を見つけるのって、案外難しいんですよね……
無理に友人を作ろうと思うと、自分をすり減らすだけだと気づきました。
だから、お姉さん方には本当に申し訳ないけど、黙ってインスタとLINEを削除しました。
これでもう誘いはこないし、街でばったり、なんてことがない限り、会わないでしょう。
でも、私はこれでよかったと思う。
連絡が来る度に「どうやって断ろうか」と考える毎日から解放されました。
しんどいだけの関係性は、ない方が自分の身のため。友人関係は自分で選べるからこそ、無理する必要はない。
基本的に一人でいて楽しい人間なので、今いる友人達を大切にしつつ、一人の時間を有意義に過ごせるようにしよう。
人間関係、難しいね。
長くなってしまったので、今回はこの辺で。
それではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?