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お酒をたくさん飲んだ先週末

大学が4クォーター制で、先週がそのクォーター末だったため、それまでほぼ毎日更新していたのが一気に何も出来なくなってしまった。日々の生活にもっとゆとりが欲しいと感じる一方で、締め切りに追われなければ何も着手しない人間なのでタチが悪い。

今年の初めに立てた目標の一つが「丁寧な暮らしをする」だったが、この半年を総括するならいつも通りのわちゃわちゃとした生活をずっと続けている。まだ半年経っていないけど。

先週金曜日には演劇サークルの同期で今年3月に大学卒業して4月に県外の企業に就職した友人が出張で来ていた。人事に配属されたらしく企業説明会をするために大学の方に来ていたのだ。私はゼミがあってそれには行けなかったが、夜は会って一緒にお酒を飲んだ。実は大学在学中に彼とサシで飲みに行ったことがなかったのでこれが初めてだったが、気の知れた仲なのでここのところの出来事をざっくばらんに話した。彼は就職後早々に飲み会でやらかしたらしいがピンピンしていたのでまあ全く心配は要らなそうだった。なんだかんだ飲み屋を三件回って気付けば外が白み始める時間だった。

土日は東京へ遊びに行った。何をしたかというとこちらもただただ飲みに行った。新宿によく行くお店があり、そこを梯子した。ただそれだけの予定だったが、飲み屋に向かう途中で紅テントが見えて興奮した。金曜日の友人との飲みの時にちょうど唐十郎の話が出ていたからあまりにもタイムリーだった(演劇サークルの同期だからこういう話もする)。当日券で隅っこの方からの観劇にはなったが、これが唐組かと胸が熱くなるものがあった。唐十郎は亡くなってしまったが、演出には唐十郎の名前も入っていた。これが唐十郎の演出がついた最後の劇なのかなと想像すると、本当に見れてよかったと思った。

紅テント

金曜土曜と二日連続で朝まで飲んでしまった。お金は吹っ飛んだし胃なのか肝臓なのかがやられている感じはするしやたらと浮腫むけれども後悔は無い。飲みに行くときは大体目的もなくただその場を楽しむために行くけれども、それでも得るものは多い。いろんな話が聞けて面白いものだと思う。


日曜日は11時半頃にそろそろやばいと起き出して12時にホテルをチェックアウトした。最近写真を撮っているから写真の作品でも観に行こうかなと思って恵比寿にある東京都写真美術館に行って展示を見た。けれども、プロの写真を観て今の自分が参考にできることは無いなということを思い知らされただけだった。結局私にとって一番面白かったのは作家が書いた絵(というかドローイング?)を学習させてAIに絵を描かせつつ、それについての議論をさせるというもので、作家性とか作品の背景にあるものってどれくらい自分は気にしているだろうと考えてしまった。自分が何か作品を作る時には酷く気にするけど、作ったことのあるような類のものでなければその作家性に全く気付けない気がしてならない。あとは、展覧会の展示室の中でA1サイズくらいのポスターが山積みで配布されており、その隣に折りたたみの際に使用してくださいという台があったのだが、そのポスターを紙飛行機にしている女子二人組がいて、その発想に至らずただ四角く折っていた自分が悔しかった。

その後は新橋でこれまた演劇サークルの同期だった友人と再開した。彼は大学院から別のところに行っていた。彼とはひたすら就活と自己分析の話をしていた。サークルでの出来事を振り返り色々と思うところがあった。

二時間くらい話し込んで帰路に着いた。恵比寿に行ったのにビールを飲まなかったことを後悔して、帰りの新幹線では東京駅で買ったヱビスビールを飲んだ。おいしかった。ちょっと本を読もうと思っていたけど、そんな気分でもなくなってしまったのでゆっくり過ごすことにした。


お酒を飲んでまったりとする時間も、その調子で人の話を聞いたりするのも、私は大好きだなと改めて思った三日間だった。わちゃわちゃした生活に戻りたくないと強く思うので、本気で「丁寧な暮らし」を目指していきたいとこである。

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