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「よく噛んで食べられない」病

最近読んで面白かった本を紹介します。
『心も体も生まれ変わる「セルフケア」プログラム 最高の自分にリチャージする12章』という本です。

タイトルの通り、「自分を大切にする「セルフケア」で幸せになろう」という本なのですが、その中でも特に、「マインドフル・イーティング」、よく噛んで食事をしっかり味わうという考え方が面白いと思いました。

よく噛んで食べない弊害は多いと聞きます。
虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まるし、何より消化器官に余分な負担がかかり、消化不良を起こすこともあるとか。
でも、長年の習慣はなかなか変えられません。

先日、漢方の先生に「胃が弱い」と指摘されたので、「どうしたらいいですか」と聞いてみました。
真っ先に言われたのが「よく噛んで食べる」こと。
あれ、そういえば歯列矯正の先生にも、「噛み合わせが悪いからよく噛んで食べろ」と言われていたな…。

もしかして私って、よく噛んで食べていないのでは?

そう気がついてから、「よく噛んで食べること」という言葉が、何かと私の心にずっしりのしかかっていました。
でも、自分では「噛んでいない」という自覚がないから難しい。

最初の一口目はいいんです。
30回ぐらい噛めばいいかなって思って、その通り行動できます。
でも問題はその後で、ふと気がゆるんだりすると、いつも通り完食しちゃうんですよね。

どうも気合というか、心がけが足りない気がする。
どうしたらいいものかと思っていたら、この「マインドフル・イーティング」という考え方に出会いました。
この本では、ストレスや退屈をまぎらわせるような、一時的に気分を良くするための食事を「エモーショナル・イーティング」、食べ物を愛で、香りや味、食感を楽しむ食事を「マインドフル・イーティング」と呼び、エモーショナル・イーティングのやめ方と、マインドフル・イーティングの仕方を紹介しています。

エモーショナル・イーティングのやめ方、マインドフル・イーティングの仕方は、こちらの記事にも紹介されていました。

STEP1:適度に空腹な状態で食卓に着く
STEP2:全ての感覚を料理に集中させる
STEP3:少量を口に入れ、よく噛む

最初に読んだ時、「食事でそんな悠長なことしていられないよ」と思ったのですが、よく考えたらこの考えがよく噛んで食べないことに繋がっているのかも、と気づかされました。
よく噛む習慣づけをする上で、マインドフル・イーティングは大事なな考え方なのかもしれない。
ひとまずやってみる価値はあるのかなと、ゆるゆるやっていきたいと思います。

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