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噴火|後編【集中連載】

はじめに

当記事は、ほとんど山治田の主観や経験、造語によって書かれています。
あくまで参考例としてお役立てください。
正確な知識を求める場合は医療関係者や書籍をあたってください。
この記事が衝動性・衝動行為に悩む人のひとつのヒントになりますように。

山治田の衝動行為対処法

「感情型」「生理的ストレス型」「噴火型」

 持論ですが、怒りや行為のタイプは「感情型」「生理的ストレス型」「噴火型」に大別できると考えています。

「感情型」

 会社に大嫌いな上司がいて、上司の顔を思い出すたびに腹が立つ。普段は酒でも飲んで気晴らしするところを、今日は人間性を否定するような発言をされたのでいつにもまして腹が立つ。
 こういった怒りが高じて(あるいは酔いも手伝って)思わずグラスを床に投げつけたりテーブルをバンと叩く。
 これは憎き上司、つまり怒りの感情を惹起させる存在ありきの怒りなので、たとえ物損したとしても感情型に分類できると思います。

「生理的ストレス型」

「生理的ストレス型」は「感情型」とリンクすることもあります。
 精神疾患持ちの人間は生きているだけで心身に負担がかかるものです。
 俺自身、起床してしばらくしてから短時間続く軽いイライラを「ベーシックイライラ(BI)」と呼んでいます。

「感情型」と「生理的イライラ型」の違いは、怒りの原因が「社会(会社、学校、ご近所づきあいなど)」か「生理現象(睡眠・運動不足、自律神経の乱れ、疲労の蓄積など)」かの違いだと考えています。
 睡眠不足の原因が残業だとしたら両者はリンクしますね。

 この二つは休息休養、環境や生活習慣の見直しなどである程度なら対処できます。

「噴火型」

 「噴火型」はそういきません。何の前触れもなく突然訪れます。腹の底のマグマが脳天を突き抜けるような、爆発的な怒りです。
 衝動的な暴力・激しい暴言を目安とします。

 衝動をいかにこらえるか、人によってやり方はあると思います。
 俺の場合だと「”25分”待つ」というように数値化してしのぎます。
 アンガーマネジメントから援用すれば「ストップシンキング(=思考をストップさせる)」で急ブレーキをかけて、25分後に向かって徐行するイメージです。

 辛抱・我慢・根性でこらえらえる怒りではないので、あなたなりの安全圏に避難したうえで30分でも40分でも待つつもりで徐行してください。タイムオーバーする前に頭が冷めていたら成功です。

何としても安全圏を

 安全圏は、会社ならトイレに駆け込んででも確保したいところです。
 取引先との会議中だったとしてもためらわずに離席することをおすすめします。「感情型」「生理的ストレス型」とはケタ違いの「暴挙」に出る可能性があります。
 もちろん、事前に一声かけてから離席し、戻った後は嘘も方便だと思って「すみません、おなかを壊したものでして」など穏便にしのいだほうがいいかもしれません。「わたくしはいま貴方を殴るところでした」などと発言したら大問題なのは火を見るより明らかです。

おわりに

 1度や2度の失敗で投げ出さないでください。3度、4度と生きてる限り延々とやらかすことになりますから。

 そして、もしあなたなりの怒り・衝動への対処法がありましたらコメ欄にてお教えください。参考にさせて頂きます。

 最後までお読みいただきありがとうございました!