働き方について
今日もご訪問くださりありがとうございます。
yuuです。
今日は「働き方」について、今の自分が思うことを書いていきたいと思います。
○公務員になろうと思ったきっかけ
私は、大学を卒業して、新卒から地方公務員として働いてきました。
なぜ地方公務員になろうと思ったかというと、
地元で就職できるから
安定した収入を得られるから
でした。
もちろん
仕事を通じて自分を成長させたい
地域に貢献したい
という思いも、なかったわけではありませんが、
「土日が休みで自分の時間もとれて安定した収入を得られる。」
というメリットに価値を感じており、それが最大の動機だったことは否定しません。
○公務員の働き方
ところが、そんなイメージは入庁した年にすぐに覆されることになります。
最初に配属された部署が、繁忙期には月100時間以上の時間外勤務が当たり前の状況で、毎日終電帰りで土日も出勤しないと回らないようなところでした。
「今の部署を異動すれば何とかなる」と自分に言い聞かせながら、必死になって働いていましたが、毎年その時期は心身ともに疲弊してしまっていました。
その部署を異動してからは比較的時間の余裕もでき、自分の時間もとれるようになりました。
そんなときに結婚・出産を経験し、短い期間ではありましたが育休も取得できました。
さあ、これからは仕事はほどほどにして、育児中心の生活にシフトしようと思っていた矢先のこと、人事異動の内示が出てしまいました。
異動先は、最初の部署と同じような仕事をする部署でした。
再び、繁忙期は終電帰りになるような生活を強いられるようになってしまいました。
1時間ごとに夜泣きをする子どもを妻と交代で対応しながら、翌朝から夜遅くまで働くという心身ともに疲弊するような生活で、妻や子どもたちと過ごす時間をかなり犠牲にしてきました。
結局のところ、部署にもよりますが、公務員の世界は、総じて以下のようなところだと感じています。
部署によっては残業して当たり前
突発的な仕事も対応して当たり前
多忙な部署を経験することでしか、出世の道が開けない
多忙な部署を経験していることが評価基準になるという風土がある
○在宅勤務について
そんな風に思っていた中、コロナ禍が始まった影響で、公務員でも在宅勤務の導入に追い風が吹くことになりました。
当初は隔日で在宅勤務と出勤を繰り返すような期間もあり、在宅勤務のよさを強烈に感じることができました。
具体的には
仕事終了後に、すぐに家事や育児にシフトできること
通勤時間がない分、朝の時間や夕方の時間にゆとりが生まれること
自分の好きなタイミングでお昼ごはんや休憩の時間がとれること
などが、自分にとってのメリットとして痛感しました。
ただし、以下のようなデメリットもあると思います。
上司や同僚とのコミュニケーションがとりにくい
ついだらけてしまう
紙ベースでの資料を確認しないと仕事が進まない
このようなデメリットはあるものの、それ以上にメリットの面が大きいなと私は感じました。
ただし、公務員の世界では、そういった制度はあるものの、実際に使う人はまだまだ少数派ですし、気軽に使える風土はまだ醸成されていないとことではありますが、今後は在宅勤務への流れがどんどん増えていくのではないかとは思います。
○理想の働き方
このような在宅勤務を経験することで、自分の理想とする働き方は以下のようなものではないかという仮説が立ちました。
自分の意思で働く時間や日にちを選べること
自分のペースで計画的に仕事ができること
残業前提の業務量がなく、家族との時間を犠牲にせずに働けること
こうして考えてみると、公務員の仕事を続けながら理想の働き方を実現するのは非常に難しいのではないかということが分かります。
なぜなら、一時的に理想の部署に異動できたとしても、数年後には自分の望むところではない部署に異動になる可能性がありますし、それは自分の意思ではどうにもならないことだからです。
そして、仕事を頑張れば頑張るほど、評価は上がるかもしれませんが、その先には多忙な部署で身を粉にして働かなければならない現実が舞い降り、その中でさらに出世競争に勝たなければならないという未来が待っています。
果たして、「そんな働き方をすることが自分が望むことなのか?」と自問自答することが増えましたが、今では答えはNoだと自信を持って言えます。
そして、理想の働き方を実現するために、いろいろと取り組んでいますが、それはまた次回の記事で書くことにします。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
yuu