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暖かい太陽の下で、長いまつげが揺れる

おはようございます。こんにちは。こんばんは。yuu.です。


暑いですね。いや、かなり、まいってしまうほど暑いです。


日本の北に住んでいる yuu.ですが、

最高気温が30度という見たこともない数字が続いており、

開いた口が塞がらない今日この頃。


暑さが苦手な私は

エアコンのあるところでないと生活できない体になってしまいました、、

温度28度、微風維持、大事です。


さてさて

本日は、世界の暖かさに触れたお話をします。



私の地域では路面電車が走っております。

私は幼い頃から

地下鉄とは少し違う、JRとも違う、

何ともいえない趣深さがある、
たった一両だけで走る路面電車が大好きでした。


ガタン ゴトン   ガタン ゴトン



と揺れながら静かに進む電車は、とても居心地がよいのです。


その路面電車に、昼の時間帯に乗った時の話です。

ある駅で小さな赤ん坊を連れたお母さんが乗ってきました。


私の横の席に座り、ふと目があったので「暑いですね」というような軽い挨拶を交わしました。

私は路面電車では本を読むことが多いのですが、その日も本を読み、自分の降りる駅まで揺られておりました。


その時ふと「ぐーふっ.....……ぐーすぴ.........…」という音が聞こえてきました。

なんだろう?と思い、音のなる方を見てみると、

長いまつげを閉じながら気持ちよく寝ている赤ん坊がいました。




なんて、暖かいのだろう と感じました。




まだ生えきっていないぽやぽやの髪の毛、
風に揺れる長いまつげ、
透き通って輝く陶器のような肌、
お母さんの服を必死につかむ小さな手、

そのどれもがあまりにもまぶしく、暖かく、
私はなぜだか泣きそうになりました。

私は、自分にも、他人にも、人間という生き物に期待をしていません。
”していない” というよりも、”できない” といった方がしっくりするかも。

ただ、その瞬間だけ、
赤ん坊が気持ちよさそうに寝息をたてているこの空間だけは、
少しだけ、期待してもいいような、そんな気がしたのです。


暑くて 苦しくて むしむしした空気 ではなく、

暖かく ぽかぽかで 心にすっと手を差し伸べてくれるような そんな空気


きみは、生きているだけでこんなにも尊い
私のこころに太陽の光を届けてくれて、ありがとう





赤ん坊の尊さと、母親の包容を感じた一日でした。


yuu.








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