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何を欲して生きているか、わかっているのはほんの一部

普段の道とは違う道を通り、ようやく辿り着いた先に見つけた「秘宝の書」
本そのものが輝いているのか、自分が勝手に作り出した後光か。
片手で持つには、大きく分厚い本。ようやく手にして開く権利を得た。
その本には、何が書かれているだろう。

先日、Twitterでフォローしている読書研究家さんのアイコンが変わっていることに気づいた。

光が見え、まるで秘宝の一冊。
どんな内容が書かれている本だろうと想像し始めて、ふと気づいた。
秘宝とも思える本に辿り着いた時、書いてあってほしい内容は、人それぞれなのではないかと。

魔術具で、手にしたその人が欲している知識が必ず書かれている、ということでもない限り、違う内容ということはあり得ない。
でも、欲する気持ちは自由だ。
仮に、あなたがこの本を手に取るとしたら何が書いてあってほしいだろうか。

人が生きている中で自分が欲しているのはこれだ!と意識していること、さらに言語化できることは、ごく一部だと思う。
だからこそ、この「秘宝の書」を定期的に開きたい。
自分が欲しているモノ、コトを知る。
そうすれば「欲しい」と思っていたものが目の前に来た時、迷うよりも先に「手にしよう」とするだろう。逆に「欲しい」と思っていないものが目の前に来た時、「損するのが嫌だから」「他の人に遅れを取りたくないから」という理由で「手にしよう」とするのを防げるだろう。

もちろん、大して欲しくなかったものの中に、「掘り出し物」があるかも知れない。でも、大して欲しくないものに手を伸ばしている時に「欲しい」ものが目の前に来て、流れてしまうかもしれない。
「掘り出し物」に期待するのは両手が空いている時だけにするのはどうだろうか。時間も手間もかけられるほど余裕がある、そんな時なら掘り出し物かもしれないものを掴みながら、「欲しいもの」が来た時に手を伸ばせる可能性がある。

どちらにせよ「秘宝の書」の前に辿り着き、書かれていることは何かと自分に問う、そんな時間があってもいい。

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