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「できること」はスキルの一つでしかない

フィギュアスケートの真夏の祭典「THE ICE」を観てきた。

THE ICEを観てきた

2022年オリンピックの翌年である、どの選手にとっても特殊だ。オリンピックを機に学業に戻る選手、一旦休む選手、引退する選手。あるいは4年後のオリンピックを見据え、新しいことに挑戦する選手。4年に1度この“オリンピックの翌年”はくる。それでも今回は特殊だと感じた。

ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアの選手は呼ばれない。何年もロシアの選手が必ず出ていたアイスショーに彼ら、彼女らがいない。中国の選手も休養中ということで、アメリカの選手や欧州の選手がキャスティングされた。

アイスショーで出ることができる人数で考えると、もしもロシアや中国の選手が出ていたら呼ばれてはいなかったかな、という選手が実はとてもスケーティングが良い選手だというのがわかり一気にファンになった。そんな滑りの良い彼らを観ていて、改めて思ったことがある。

「できること」はただのスキル

ひと蹴りでスーッとスピードに乗る。音をうまく捉える。驚きのバランスの取り方。THE ICEのキャストの凄さを感じながら、同時に彼らが普段スコアとして評価されているこの技術は1曲の作品を表現する要素の一つでしかない、と強く感じた。THE ICEはコラボや群舞が多い。その曲をキャストで作り上げるとき、それぞれの引き出しの中でしっくり来るものを選び取って仕上げているのだ。


やりたいことを見つけるのに「できること」は二の次。

やりたいことがわからない、という時には3つのことを試してみては?とお伝えしている。詳しくは以前記事にしたのでそちらを読んでほしい。


音声の方が良い方はYouTubeの方を。

やりたいことができることとつながっている場合、おそらく「見つからない」と悩むことすらなく、自然とやっていたりすると思う。けれど、自分の“才能”があることが“やりたいこと”と同じであるとは限らない。だから、悩むのだ。

やりたいこととできることが同じであれば幸せだ。でも、そうでない場合、不幸なわけじゃない。なぜなら、できることは「スキル」の1つでしかないからだ。二の次でいい。

・好きなこと
・疑問に思うこと
・目の前のこと

「やりたいこと」を見つける時に「できること」をどう使って実現するかを考えればいい。

何度でも書きたい。

スキルと努力に裏打ちされたアスリートが本気で楽しむほど強いものはない。





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