ハードボイルドって何だろね

レイモンド・チャンドラー、原尞、東直己、藤原伊織など、ハードボイルドな小説が私は好きだ。その理由は、主人公のマーロウなり沢崎なり「俺」なりが、不条理を不条理と言い、弱い者の弱さを肯定し、強い者の弱さを否定して、へこたれながらも大事な何かを守り抜く生き様に深く共感できるからに他ならない。つまり、私が実生活で貫き通せぬ諦めを彼らが小説の中で貫き通すことで快感を得ているのである。

魅力的な女性が登場する際には要注意。主人公は男だから、女性が大切にする節操を読み違えて、大概失敗する。失敗した時に女性は目的を果たしている、なんてこともよくある。

探偵は弱い。弱いのに強者に立ち向かう。そこに尽きるかな。

際限がなくなりそうなので、今日はここまで。

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