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ネガティブな思考について

人間だれしも、落ち込んでネガティブな思考に陥ることがあります。
そんなとき、「ああ、誰それはなんていつも楽しそうにしているんだろう、羨ましい」といったような感情を持ちます。
そして、ネガティブな自分に対して自己否定し数日後を引きます。

私はネガティブ思考についてこう思います。

ネガティブになること自体、至って健康的なこと、健全なこと。
そうなる自分を肯定的に受け入れていい。
但し、ネガティブを理由に逃げてはいけない。逃げ口上にしてはならない。

そう思うようになったのは、あるパラリンピアンがインタビューに答えてこう言ったからでした。
「私は足を切除したとき、絶望しました。なにもかもできなくなると。でも確かに義足がないと歩けません。でも義足をつければメダルを取ることができます」

私は明るく話すそのパラリンピアンを目の当たりにして、ハッとさせられました。
いつまでクヨクヨしても始まらない。
できないことをできないと言うのは恥ずかしくないんだ。
ただ、ネガティブを理由に逃げてはいけない。逃げ口上にしてはならない。障がいがあることを理由に逃げてはいけないんだ。

坂東玉三郎さんが、あるとき、
「私は今日調子が良くない。あなたは私を見てそんなふうに見える?見えたら教えてください」
彼は精神的に不安定な時期があったそうで、周囲にそう言って自分を客観視するように努力されたそうです。

ネガティブは至って健康的なことです。
ただ、憂鬱な気分を引きずりたくないから、できるだけ周囲に公言しましょう。
あなたが思っているほど周囲はあなたをネガティブだと思っていないものですよ。

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