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看護学生実習マニュアル①〜実習準備編〜

こんにちは、優雨です。

今回は少し趣向を変えて、これから実習に行く看護学生の人たちに向けた記事を書こうと思います。コロナ禍で領域別実習と総合実習しか行けていないのですが(基礎実習は受け入れ不可になりました…2、3年前のことです)、その中で見聞きしたことを書いていきます。

今回は実習準備編!病棟・施設に行く前に何をすればいいの?どこまで頑張ったらいいの?という人向けの記事です。この後、報告編、記録編、人間関係編を順に書きます(投稿まで時間がかかってしまったらごめんなさい…)。
(2023.10.22追記: 少し調子を崩しており、書ける見込みがないことをお詫びします)

それでは第一弾、スタート!


1.事前学習

臨地実習の前に言われがちな事前学習。どこまで頑張ったらいいの!?と悩む人も少なくないのではないでしょうか。分量を予め伝えられているならまだしも、“調べてきなさい”だけだと何を調べたらいいのか分からなくなりますよね。

領域別実習では、その領域ごとに調べる内容が変わってきます。例えばこんな感じ。

周術期→麻酔薬の種類全身麻酔の作用と副作用術後の全身状態の変化(栄養状態はどうなるか、炎症反応はどう変わっていくかなど)、術後の観察方法(覚醒度、点滴やドレーンの観察項目、呼吸音の種類と聴取部位など)、合併症(無気肺、出血、術後疼痛、貧血など)etc…

慢性期→病みの軌跡セルフケアを促進・阻害する要因社会サービスの種類と内容(訪問看護とは?どんなことをしている?など)、慢性疾患が身体面・心理面・社会面に与える影響etc…

母性→正常妊娠の経過(初期、中期、後期の母体の特徴)、合併しやすい疾患(妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病など)、胎児の発育(胎盤が完成する時期、心拍が確認される時期など)etc…

小児→発達段階(生後◯ヶ月でできることは何か、何語文を話せるのか…など)、小児期に特徴的な疾患など

精神→代表的な疾患(気分障害:双極性障害・うつ病、統合失調症)の特徴、睡眠薬の作用時間治療で主に使われる薬剤など

もし学校から言われている内容があれば、それを優先してくださいね。あくまでも私が調べて行ったものなので。
手書き指定がなければ、スマホの音声入力を使ってメモに打ち込むのもアリです。コピペでWordに貼り付けたら印刷もできます。紙ベースで用意しておいた方が、病棟で確認したりもできるので良いかもしれません。

2.体調を整える

何はともあれ、実習は長期戦です。“太く短く”より“細く長く”を念頭に置いておいてください。実習中は立っている時間が長い上に、色んな人に気を使ってかなり疲労します。実習が始まるまでは、よく寝てよく食べてください。

これは実習中も言えることなのですが…食事と睡眠が十分でないとメンタルに来ます。間違っても睡眠時間0にはしない方がいいです。寝る時間を作ってください。そして喉を通るものを食べてください。ゼリーでもチョコでも塩むすびでもなんでもいいです。

記録をしなくても死にませんが睡眠と食事を削りすぎると死にますので。主にメンタルが。

3.荷物の準備

記録は全部ありますか?予備の記録用紙があると少し安心です。

それと筆記用具。ボールペンとシャーペンは必須です。3色ボールペンだと色分けもできるのでおすすめ。

メモ帳は持っていますか?「綴じている側の角に穴を開けてチェーンをつける」など指定があれば、前日までに準備しておくと当日困りません。

最後に、水分と昼ご飯。なかなか昼休み以外で水分補給をするのは難しいと思いますが、病棟はまあまあの温度なのですぐ喉が渇きます。昼ご飯は食べられるものを。私は1ヶ月間サラダチキンとゼリー飲料で過ごしたことがあります。何でもいいからとにかく食べてね。午後のエネルギー補給のために。

4.いってらっしゃい!

分からないことばかりだと思います。看護師さん優しいかな、とか、ちゃんと記録終わるかな、とか。

私が友人とよく言っていた言葉、「行けば終わる」。やる気がないとき、どうしても行きたくないとき、病院に向かう道中でおまじないのように唱えていました。
あなたなら大丈夫。ここまで何人も乗り越えてきた道なんですから。行けば終わります。こんなこと、学校の先生に聞かれたら怒られちゃうかもしれないけど。
でも、そうだとしても、あなたの心が折れないようにすることを優先してくださいね。理不尽なことを言われたら(今日の帰り道で犬のうんこ踏んじゃえ)とでも思っていたらいいと思います。あ、理不尽なことだけですからね。得られるもの全部身につけるに越したことはありませんから(笑)

それじゃあ、いってらっしゃい。
あなたなら大丈夫。大丈夫です。

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