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働きながら2か月でFP1級(学科)に独学独学で合格!勉強法や工夫したポイントをご紹介します!

FP1級は「沼」と呼ばれることもある試験ですが,自分に合った勉強法を続ければ,独学合格も可能です!
このnoteでは,働きながら2か月でFP1級の学科を合格した際の勉強方法を画像や所感も含めてご紹介します。



1. はじめに

こんにちは,ゆなです。働きながら2か月間の独学でFP1級(学科)に合格することができました!

本記事では,金融機関勤務でない私が独学でFP1級(学科)に合格するために実践した勉強方法をご紹介します!

この記事は,以下のような方に特におすすめです。

・独学で合格を目指している方
・他の人の勉強法を知りたい方
・勉強法に迷われている方


2. 勉強にあたっての心構え

私は勉強するにあたって,「基礎を固める」ことを重要視しています。
そのため
「基礎編(午前)で合格圏内にもっていく」
という意識で勉強を始めることとしました。

基礎編で合格圏内に持っていくことを目標とした理由は以下の記事で説明しています。

また,具体的なスケジュールは以下に掲載しています。
FP1級(学科)で使用した教材もこちらでご紹介しています。


3 基本的な勉強法の概要

①とにかくテキストを1周する
②問題集を3周する
③わからない・曖昧な選択肢があったらテキストを読み返す
④前の日に間違えた問題を復習する
⑤苦手分野はノートにまとめてみる

基本はこの5つです。特に③以降は重要です。

③テキストを読み返すことで,周辺知識もまとめて覚えることができます。FP1級は単なる過去問の再出題ではなく,少しずつ論点を変えているので,テキストで周辺知識ごと覚えることにより応用が利くようになりました。

④過去問題集はとにかく問題数が多いので,特にA分野⇒B分野・・・という解き方をしている場合,再びA分野に戻った時には知識が薄れています。そこで,間違えた問題を翌日に復習し,忘却しないように心がけました。

⑤問題集を3周してどうしても苦手な分野は,厚労省のHPなどをみながら自分なりのまとめノートを作成し,理解を深めました。
当初は,テキスト1周目からまとめ始めたのですが,教科書の丸写しになり意味がないなと感じたため止めました。

4. 実際に取り組んだ勉強法と工夫ポイント

ここでは,このやり方をしたことが良かったのではないか,と思ったものを具体的に記載します。

4-1 基礎編から始める

【メリット】
 ・結果的に近道になる
 ・基礎が定着するので応用が利く
【デメリット】
 ・2級との落差でやる気がそがれる
 ・定着するまでが苦痛

1級に絶対合格する!という方は基礎編から始めた方が良いと私は考えています。なぜなら,応用編は解法がパターン化されているのでとっつきやすい一方,基礎が身についていないと解けない問題があり,結局基礎編からやった方が近道だからです。

ただし,あまりにも基礎編が辛い・・という方は応用編からやって徐々にやる気を上昇させていくのも良いでしょう!

また,受験に迷われていて「いけそうだったらやろうかな?」という方も2級の知識を活かせる応用編から手を付けてみるのも良いと思います!

繰り返しになりますが「絶対に1級に合格する!」という方は基礎編から始めた方が良いです。


4-2 正答数はエクセルで管理する

【メリット】
 ・弱点が可視化される
 ・誤答箇所の管理が楽
 ・モチベーションアップにつながる
【デメリット】
 ・PCなどの入力デバイスが必要
 ・最初に管理表を作る必要がある
 ・入力する手間がかかる

これは非常におすすめです。もちろん各種問題集にも正誤管理用のチェックボックスはありますが,それってそのページを開かないと正誤がわからないですし,複数回間違えた問題を一気に復習したくてもページをめくるしかありません。(付箋を貼る手もありますが,手間がかかります。)

その点,エクセルで管理すれば,フィルタをかければ誤答問題を抽出できるので復習がしやすいですし,何よりモチベーションアップにつながります!

実際に,私の管理用エクセルをお見せします。

Excelで正答率を管理(精選問題集編)

それぞれの記号の意味はコチラ
○・・・4択全て解説できる
△・・・一部わからなかったけど正解できた
×・・・間違えた

×の数が回を追うごとに少なくなっていますよね?これを可視化することでかなりのモチベーションアップにつながりました!
アナログだとどうしても全体像を把握するのが難しいですからね。

ちなみに一番左の列に「カウント」欄を設けて総問題数を数えています。
これは〇周するには1日何問解けばよいか,を考えるために設置しました。
これで1日に消化すべき問題数を洗い出し,それより解けたら頑張った!と自分を鼓舞しチベーションを保っていました!(頑張った次の日は少しサボれるのもよかったです(笑))

4-3 わからない問題は調べて自分なりまとめる

どうしても理解が難しいもの,何回も間違えてしまうものについては,この手法を取りました。
ただし,これを突き詰めすぎると沼にはまります。
あくまで,「頻出の問題」「落としてはいけない問題」の時にやりましょう。

私の場合は,妻の老齢厚生年金と遺族厚生年金の併給調整について,夫の遺族厚生年金に2/3をかける意味が理解できなかったため,厚労省のサイトを見て自分なりに整理しました。

実際にメモにまとめた例(意味わからないかもしれませんが自分がわかればヨシ!)

誰かに伝えるためではないので自分が理解できればOKです。単純暗記も良いのですが,整理したことで「遺族厚生年金×2/3」というのは覚える必要がなくなりました。だって,最終的に夫の老齢厚生年金の1/2にすれば良いわけですからね。

「それになんの意味があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが,FP1級はとにかく色々な数字を覚える必要があります。本質を理解していると暗記量を減らすことができるのです。


4-4 捨て問(選択肢)は捨てる

「捨て問」すなわち「答えられなくても良い問題」のことです。これには色々な意味があり,「初めて出た問題でしょうがない」ということもあれば「他の選択肢で切れるので覚える必要がない」というものもあります。
これは思い切って捨てる=間違えても仕方ないと割り切りましょう。
これを全て追っているとキリがありません。

これは問題集を解いていくうちに感覚が身に付きます。
それほど問題集は解説や問題セレクトを含め考えられているということですね。
逆に,過去問題を中心に勉強しようと考えている方は注意が必要です。
まずは王道の問題を解き続け,感覚を養いましょう。


5 さいごに

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ここでご紹介した勉強法・ポイントや他の方の勉強は,あくまで私にあっていた勉強法です。

大切なのは,合勉強法を模倣することではなく,自分に合った勉強法を確立することです。

とはいえ,独学ですとどうしても勉強法に迷いが出たり,不安になったりするものだと思います。そんなときは,他の方の勉強法をとにかくやってみて,自分にあうものだけ取り入れていく,というのが良いのではないかと私は思います。

この記事が読んでくださった皆さまのお力に少しでもなれれば幸いです。




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