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FP1級(学科)を独学で合格!2か月の学習スケジュール


FP1級は「沼」と呼ばれることもある試験ですが,自分に合った勉強法を続ければ,独学合格も可能です!
このnoteでは,働きながら2か月でFP1級の学科を合格した際の勉強スケジュールをご紹介します!




1 はじめに

2024年5月にFP1級学科試験を受験し,合格しました!

本記事では,金融機関勤務でない私がFP1級に合格した際の2か月間の学習スケジュールをご紹介します。

この記事がこれからFP1級の受験を検討されている方の参考になれば幸いです。


2 勉強にあたっての心構え

私は勉強するにあたって,「基礎を固める」ことを重要視しています。
そのため
「基礎編(午前)で合格圏内にもっていく」
という意識で勉強を始めることとしました。

基礎編で合格圏内に持っていくことを目標とした理由は以下の記事で説明しています。


3 学習スケジュールと使用教材

3-1 第1~2週:概要の把握

まず,テキストを1周します。この際,全てを覚えようとする必要は全くありません。とりあえず,1周しましょう。

1周終わったら,少し丁寧にテキスト読みながら問題集を解いていきます。

私が使用したFP1級の教材はコチラです。


3-2 第3週:基礎固め

同じ問題集を繰り返すと答えを覚えてしまうこと,そしてなるべく多くの問題に触れた方が良いと考えたことから,「TACの精選問題集」(通称:鈍器)を購入しました。

ビジネス教育出版社の問題集を2周解き終わってからこちらを始めました。

この時期,全然知識が定着しなくて焦りが出てきます。
多くの問題に触れた方が良いと書きましたが,ただ問題をこなしていても知識は定着しません。

そのため,分からなかった問題や選択肢が曖昧だった問題は,必ずテキストを読み返し,知識の定着を図りました。

また,テキストに詳細がない問題は,テキストに直接補足していました。

なお,この週以降も常に基礎を固める意識をもって問題にあたっていました。

3-3 第4週:問題集を高速回転

残り1か月となりましたが,この時点でも基礎が定着したとは言い切れませんでした。

第3週目で購入した過去問の基礎編を3周することを目標に高速回転させていました。
応用編は問題数がそこまで多くないので,1日5分野を1問ずつ必ず解くようにしました。

問題数で言うと,基礎編は平日35問。休日は50問以上いけるところまでといった感じです。
問題を解く際は,1つ1つの選択肢のどこが間違っているか確認し,記憶が曖昧な問題はテキストを読み返す,という方法をとっていたので,35問解くだけでもかなり時間がかかっていました。

また,この時期に次週を見越して予想問題集を購入しておきました。


3-4 第5週:実力試し

ゴールデンウィークに予想模試3回分を一気に解き,今の自分の実力と,苦手分野を洗い出しました。

この時点で,基礎編平均:79% / 応用編平均:82% でした。

せっかくのゴールデンウィークですが,ここが踏ん張りどころと考え,模試を解き終わったら,苦手分野の過去問を徹底的に解きました。
この期間は,平均して1日6時間以上勉強したと思います。
今年(2024年)は4日間あったので,6×4=24時間確保できたことは大きかったです。

さらに,最後の調整のため,もう1つ予想模試を購入することにしました。


3-5 第6週:苦手分野の克服

この時期までくると,「必ず間違える問題」や「なんとなく苦手」という問題がはっきりしてきます。

そのため,苦手分野を重点的に引き続き問題集を解き続けます。
問題集だけではわからない場合は,自分で調べて理解を深める努力をしました。
年金分野は厚生労働省のHPをみたり,YouTubeでほんださんの動画をみたりして,とにかく苦手分野を落とさない努力をしました。

また,新たに問題を解いた後,前日に間違えた問題を復習し,記憶に定着させることを徹底していましたた。


3-7 第7週:模擬試験と総合復習

最後の自信をつける期間です。
第5週目に購入した模擬試験を解いて,今の実力を再度測ります。

結果は,基礎編:74% / 応用編:73% でした。

まだまだ苦手分野の点がおぼつかないので,通勤時間・昼休憩ところかまわず復習時間にあてていました。

なお,試験前週の土日は,1日7時間勉強しました。
子育て中の方など時間をとるのが難しい方もいると思いますが,これはあくまで「2か月で合格する」というのが前提のスケジュールのため,そうでない方はもっと余裕をもった計画を立てられると思います。(というか,それをお勧めします)


3-8 第8週:最終調整

試験前最後の期間です。
ここからは,過去問を次の優先順位をつけて復習しようと決めました。

【基礎編】
 ①苦手分野で複数間違えている問題
 ②基礎編の計算問題
 ③複数間違えている問題(全分野)
【応用編】
 ①複数回間違えている問題

結局,基礎編の③はできませんでしたが,当日に向けて苦手分野を徹底的に復習しました。


4 最終的な勉強量

最終的な勉強量は以下のとおりです。

・テキスト :2周+問題解きながら随時見直し
・問題集(ビジネス教育出版社):2周
・精選問題集(TAC):基礎編3周/応用編5周
・あてる模試:1周+間違えたところ再復習
・予想模試:1周
・その他(厚労省のHP,ほんださんのYoutube)

勉強時間としては,
・平日 : 2時間 + 通勤時間にテキスト
・休日 : 第1~4週 ⇒ 3時間
      第5週~  ⇒ 6~7時間
です。
飲み会の日は夜の勉強ができないので,昼休憩に詰め込むなど工夫していました。


5 さいごに

本格的に勉強を開始して2か月で合格できたのは基礎を大事にしたからこそだと思います。
FP1級に挑戦するまでの間,情報系の試験や宅建に挑戦してきましたが,その知識が今回の試験にも活かせたので,その点はアドバンテージだったと思います。

FP1級は合格することではなく,その先にどうしていくかが重要なので,今後に活かすためにも,引き続き勉強を続けたいと思います。

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