お家賃レンジ

こんにちは、yuuです。

お家賃レンジ、って言うのが正しいのかよくわからないのですが、
昨今は家電がハイテクになっていて、一か月の家賃と同等くらいの値段でレンジが売られていますよね。

我が家もいくつも機能が付いていて、そこそこのお値段だったと記憶している。
そして、数年前に買ったこのレンジ、以前から扉付け根の部品が劣化することで、きちんと扉が閉まらず、温め機能がポンコツになってしまうことがある。

過去にそれでメーカーに問い合わせて、劣化部分を交換してもらったこともあるのだが、最近もそろそろヤバそうという状況になりつつある。
レンジに食品を入れて、温めを開始する前に念のためグッと扉部分を押してからスタートボタンを押したりしている。
めんどくさ、と思ったりもするが、3分待ったのに冷凍ご飯がカチカチのままで、追加で3分また待たないといけない、という状況の方が面倒くさいので、仕方ないかと思うようにしている。

どんなに高価でハイテクなレンジでも、機能と関係ない部分が経年劣化することはあるだろうし、仕方のないことであろう。
ただ、お家賃分くらい出して買ったりしたこの機械を、私は使いこなせておらず、こんな部品が劣化しちゃうのなら、もっと安いのを買ったほうが良いのでは、と思ったりもするのである。

ウォーターオーブン機能だとか、蒸しと焼きが同時にできますだとか、説明書やレシピを見たことはあるが、試してみたことは数回だ。
だって、ガスコンロでフライパンとか使ったほうが結局楽だなと思ってしまうから。

なんでそれを買ったのよ、と言われてしまいそうだが、夫は比較的家電が好きで、便利機能みたいなものにも目がないため、機能があれば使うでしょ的な考えで決めたのだった気がする。
私は強いこだわりがないため、まぁいいか程度の反応しかしなかったのだろう。

この「機能があれば使うでしょ」の思考回路、結構やっかいなものだと思っている。ミニマリスト的思考が強くなってきた気がする現状では、よりそれを強く感じている。
結局、必要なものしか使わないのである。そして、必要なものは人それぞれ、置かれた立場や状況によって変化するということ。

「機能があれば使うでしょ」は、使うかもしれない仮の未来に対して、高い金を払って保険をかけているようなものなのだろう。
保険に関しての考えも人それぞれなので、今は話題にしないが、必要なものが何なのかを真摯に考えることは、人生においても家電においても重要なのだろうと思う。

1台何役といった道具が便利な時もある。でも、基本的には単純なものが結局は便利なのだと思っている。
たこ焼き器に油を塗るための刷毛は、キッチンペーパーで代用できるし、アイスディッシャーは、大きめのスプーンで代用できる。
残念ながら、刷毛もディッシャーも我が家のキッチンには存在しているのだが。そろそろ捨てちゃおうかな。

次レンジを買い替えるときは、温め機能メインのシンプルなものを選びたいなと思っている。
シンプルばかりじゃつまらないと感じることもあるだろうが、思考や実際の現実世界は全くシンプルじゃなくてごちゃごちゃしているのだから、せめてモノくらいはシンプルにしといたほうが良いかなと思う。
この文章も、そのごちゃごちゃとした思考の一部を吐き出しているにすぎないのだから。

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