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自分の漫画を商品にするには

タイトルの通り、今回は自分が考える結果を出すための作品の作り方について記します。
とは言うものの、自分自身まだ賞を2度、掲載1回しかなく実力もあるとは言えませんが、色々やってきてこうじゃないかな?と感じてる部分は多々ありますので、参考になればと思います。

・描きたいものと描けるものは別だと考える

自分は元々ファンタジーな作品(フェアリーテイルなど)が好きで、よくわかんない敵と戦う作品をごまんと描いてきました。しかし、全く評価されませんでした。
なぜか?それは単純に、魅力的な世界観が構築できなかったり、戦い方のアイデアやデザインセンスがなかったからです。つまり、そもそもこのジャンルを描くこと自体向いてなかったのです。
もちろん、絶対描いてやるぜと勉強しまくって評価されるものにできる人もいると思いますが、スポーツや勉強と同様に向き不向きというものは漫画でも存在します。
ゆえに、自分の能力を最大限発揮できる場所=ジャンルで勝負した方が、描きやすく評価されやすいんじゃないかと思います。自分自身、バトルからスポーツモノに変えて描いた結果、初めて受賞することができました。
たくさん描き、いろんな作品を見て「自分の好き」と「描ける」を把握したうえで、初めて本当に面白い漫画が描けると言えるのかもしれません。
 
・明確なウリをつくる
自分の土俵が分かったら、あとはそこに合わせて設定を考え、ストーリーをつくっていきます。
ここが、作品の行く末を決める重要なポイントです。
紙だけでなく、web漫画も溢れる日本の漫画界の中では、「目につく・気になる」ということが作品の評価に大きく関わってきます。例えば、超能力を使ったバトルものを考えついたとします。この設定だけで描いて、受賞・掲載になるか?その確率は限りなく低いです。
超絶技巧の絵、独特な演出や圧倒的な個性がある場合は別です。純粋にこの設定で勝負しようとしても、まず引っかかりませんし、よくまとまってる止まり。
読者も編集者も、どっかで読んだことある作品なんて求めてません。
この作品ならではの、他にない「ウリ」を見たい。それが、面白いにつながります。
この「ウリ」は、設定だけでなく先ほども述べた、絵や演出にもあたりますね。
(ただ、分かりやすく考えてウリをつくれるのが設定だと思います。)
なので描き出す前に、一度この作品の面白さやウリを整理して確認にした上で、練っていくのが得策だと思います。

以上の大まかな2つが、作品が評価されるためポイントです。他にもキャラやコマ割りとかあると思いますが、そこは技術面が大きいので。
まずは、前提としてこの2つを念頭に、描き進めることが大切かと思います。

まとめると
・自分が勝てる土俵を選ぶ
・そして、その中で目立てるウリを作る

です。
自分も分かっていてもなかなかに難しいですが、また結果報告できるよう描き進める日々です…。

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