浮ついた感じ
東京に行った。きらびやかで、少し悲しい街。東京タワーのある夜景は、私にとっては東京そのもの。頭の中では銀杏BOYSの「東京」が流れる。
高価なものがたくさんある街や、華やかな人たちがたくさんいる街、とにかくにぎやかな街。棲み分けがなされているように感じた。何者でもない私はどこへでも行った。きっと二度と会うことのないであろう人たち。
お昼ごはんを食べに行ける値段のコーヒーを喫茶店で飲む。ずっと食べたかったけれど、自分の住む町では見つけられなかったドイツパンをいとも簡単に食べる。生きているうちに機会があると思っていなかった、大好きな画家の絵を見る。