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【清水戦】5G観戦体験記

東京五輪は5Gを用いて次世代のスポーツ観戦体験を!!と様々な通信事業会社が打ち出していものの、肝心のオリンピックは延期。そんな中、サッカーの試合を楽しみながら5Gのシステムを体験できるシートが発売されたので物は試しという事で買ってみた。

気分は視察~

僕は普段、現地で観戦するときは選手の空気感や、選手の目の高さに近い位置から見た相手選手の見え方や距離感を感じるのが好きなので低い位置で見る事が多い。極端に言えばこのぐらいの位置。

観客が声の出せない状況下だと、選手の声や監督の声がよく聞こえるので、今シーズンは特にピッチに近い位置で見ていた。

一方、今回購入した5Gの席は豊田スタジアムの3階(昨シーズンまでテーブル付きシートと呼ばれていた場所)。隣の区画には記者の人たちがズラリ。ピッチ全体を見渡せる場所だ。

備え付けのテーブルに肘を立て、頬杖を突きながらふんぞり返ってピッチ全体を見渡せる。気分は代表選考の視察に来た森保監督のようだった。

5G端末の登場

テーブルに備え付けてある5G対応のスマートフォン。グランパスの公式アプリがデフォルトで起動しており。そのアプリ内で5Gが体感できるとのこと。

名古屋グランパスの公式サイト内ではスマートグラスを使い、ピッチ上の選手のスタッツが表示される次世代の試合観戦が体験できるという説明だったが、コロナの影響なのかわからないが、今回はそういったものはなかった。少々残念。

残念に思ったが、僕は付いてこなかったから「なんでついてないの!」と 問い詰めるような性格でもないので、あるもので楽しもうと思った。

機能その1:マルチアングル&走行距離トラッキング

5G担当のスタッフの方の説明によると試合開始と同時にバックスタンドから選手と同じ高さの視点とホーム&アウェイのゴール裏からの映像の3視点を自分で切り替えながらアプリ内で見れます。とのこと。

ホーム&アウェイのゴール裏からの映像は、ロシアW杯でNHKが「マルチアングル」を採用した際に「戦術カメラ」と言われて絶賛されたカメラ視点と似た視点だった。

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バックスタンドからの低い目線でのカメラにも切り替えられる。

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もう一つ、5G端末でできる事は“総走行距離がリアルタイムで見れる”という事だった。名古屋は走る事が一つの話題となっていて、試合中に常に変化する走行距離を見るのは中々面白かった。

このように違うアングルの映像を見ながらデータを見る事も可能。徐々に走行距離が10キロを超えていく選手達。こっちまで疲れてきそうだ・・

機能その2:360システム

360度自由視点で見れます!と言う説明を受けてチケットを買った時、「リアルタイムで自由視点出来るの!?それメチャクチャすごいじゃん!!」となっていたが、僕の勘違いだった。

名古屋グランパスがここがチャンス!と言うシーンや見ごたえのあるシーンをチョイス。その場面を後から自由視点で見直せるというものだった。

まだ試作という事で画像処理は綺麗ではなかったが崩しのシーンや、フリーキックを選手の背中から見れたりして新鮮。

おまけ:“その他サービス”

グランパスサポーターにはおなじみ「松浦商店」さんのお弁当がついてたり

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なにか分からない事があればこれを押してくださいと置いてあった呼び鈴(5Gは呼び鈴までスマートなのか??)

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感染症予防対策グッズまで備え付けていただいてました!

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観戦してみた感想

僕自身は視点が高くなるだけで新鮮だったので、5Gの機能も含めて新鮮なことが沢山あり楽しめました。お値段が一人当たり1万円を必ず超えてくる事が、今のアプリのサービスだけだと不満がある人はいるかな?と。

予定していたスマートグラスの体験なんかが完備されていけば値段相応の席になるんじゃないかな?と思いました。

最後に

スマートグラスの体験ができるようになった時の観戦記パート2でお会いしましょう。

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